引っ越してきた二つ年下の子

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 09:14:33.30 ID:9k1Z+XoP0
ちょっと遅めのお盆休みで実家に帰ってきたら、
昔のことを思い出した。
友人・知人にはなかなか話せないので、
ここで淡々と書いてみる。

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 09:19:54.22 ID:9k1Z+XoP0
もうすぐ小三になる春休み。
団地住まいだった俺は、いつものように団地の真ん中にある
ちょっとした公園で、近所の友達と遊んでいた。

春は引越しのシーズンで、その日もあちらこちに
引越しのトラックが停まっていて、忙しく荷物を運び出している。
団地では、毎年の風景でもあった。

11: 1 2009/08/25(火) 09:27:23.99 ID:9k1Z+XoP0
公園のジャングルジムに登って、そんな光景を眺めていたら、
ふと、一台の引越しのトラックのそばに、一人小さな女の子がいることに気付いた。
人形を抱えながら、忙しく働く引越し業者さんや両親らしき人を見つめている。

その子が目に付いたのは、どうも、俺の周りにはいないようなタイプだったからだ。
ウチの地元は田舎で、子供と言えばTシャツに短パンやら、ミニスカートやら、
適当な動きやすい服のやつばかりだったのだが、
その子はまるで余所行きのような花柄のワンピースで、
ちょっと癖のある栗色の髪には、可愛らしいリボンまでついていて、
まるで漫画に出てくるような女の子だった。

13: 1 2009/08/25(火) 09:32:48.70 ID:9k1Z+XoP0
ボケーとその様子を見ていると、ちょっとだけ女の子の不安な様子が感じられた。
そういえば、俺も引越してきたときは見知らぬものだらけで、
友達もいないし、心細かったなあ、などと思っていたが、
だからといってその子に話しかけるようなこともなく。

下から友達の呼ぶ声が聞こえ、その子を忘れてジャングルジムから降りた。

16: 1 2009/08/25(火) 09:40:12.63 ID:9k1Z+XoP0
新学期が始まって、俺は三年生になった。
人生初のクラス替えもあったりしたが、まあ三分の一は前と同じヤツだし、
そこまで憂鬱になることもなかった。
相変らず勉強もそこそこに遊び回る毎日。
特に、下校中に道草をくうのが楽しくて、下校は登校の3倍以上の時間がかかったものだ。

そんな4月の終わりのある日。
いつものように俺は下校中に友達んち経由で大回りで帰ったため、
普段は通らない登下校コースを歩いていた。

人通りの少ない、閑静な住宅街。
その細い道の傍らで、女の子がしゃがみ込んで泣いていた。

20: 1 2009/08/25(火) 09:50:11.26 ID:9k1Z+XoP0
それは春休みに見かけた、引っ越ししてきた女の子だった。
その後も何度か見かけたが、団地以外では初めてだ。
ランドセルについたカバーから、彼女が一年生だということがわかった。

三年生にもなると、ちょっと先輩面というか、お兄さんっぽくしたい気持ちも出てくる。
相手が新一年生ともなると、尚更だ。
俺は、泣いてるその子の隣に行って同じようにしゃがみこんだ。

「君、○○団地の子だよね?どうしたの?」

女の子はハッと顔を上げ、俺を見つめた。
瞬間、更にポロポロと涙が零れる。

「どうしたの?大丈夫?」

相手を刺激しないように、なるべく優しく聞いたつもりだ。

「……おうちが、わかんなく、なっちゃた」

彼女はなんとかそれだけ言うと、またわんわん泣き出した。

23: 1 2009/08/25(火) 09:55:58.07 ID:9k1Z+XoP0
まあ予想通りの答えではあった。
田舎の道は入り組んでいて、俺も一年生の頃はよく迷ったものだ。

「じゃ、連れてってやるよ。」
「え?」

俺は立ち上がると泣いている女の子の手を引いた。
女の子はゆっくりとだが、立ち上がった。

「さ、帰ろう。」

女の子は黙って頷いた。
喋ったこともなかった女の子といきなり手を繋げるなんて、
子供の頃の無鉄砲な勢いっていうのは、偉大だと思う。

28: 1 2009/08/25(火) 10:04:20.35 ID:9k1Z+XoP0
かといって、気を使って女の子に話しかけるようなスキルは当然無い。
そのまま黙々と団地へと歩き続けた。
女の子も黙って歩いた。

団地が近づいてくると、その入り口でキョロキョロと辺りを見回している女の人がいた。

「あ、ママ!」

その人は女の子のお母さんだったようだ。
娘の帰りが遅かったので心配して出てきたのだろう。
女の子は俺の手を離すと、お母さんに向って走っていった。

女の子はお母さんに抱きついて、一頻り泣いた後、
こっちを振り返って俺を指した。
お母さんがペコっと頭を下げて、こっちに向ってくる。
大人の人に頭を下げられるなんて初めてだった俺は、
なんか混乱と気恥ずかしさで、その場を走って逃げ出してしまった。

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 10:11:03.93 ID:3V649npAO
かまわん。続けなさい

31: 1 2009/08/25(火) 10:12:44.70 ID:9k1Z+XoP0
その日の夜、ウチに女の子とお母さんが尋ねてきた。
義理堅いお母さんだった。わざわざ俺がどこのウチの子か近所で聞いて回ったらしい。

俺は母親によって無理矢理玄関に呼ばれ、お母さんからお礼のケーキを受け取った。
女の子はずっとお母さんの足にしがみついていて、チラチラと俺と母親を交互に見ていた。
俺は嬉しいとか誇らしいとかそういう気持ちは全然なくて、
ただ早く自分の部屋に戻りたかった。

が、女の子達が帰った後、母親に褒められたのは悪い気がしなかった。

「香子ちゃんは一年生で、こっちにきたばっかりなんだから、これからも助けてあげなさいよ?」
「んあ。」

そうか『かこちゃん』っていうんだな。名前も知らんかった。
そんなことを思いながら食べるケーキは、美味かった。

33: 1 2009/08/25(火) 10:21:51.56 ID:9k1Z+XoP0
まもなくGWに入った。
俺はいつものごとく団地で遊びながらも、どこかで香子の姿を探したが、
連休中にその姿を見る事はなかった。

GWが終わり、ダルイ学校生活がまた戻る。
朝、欠伸をしながら家を出ると、公園を挟んで向かいの棟の下に、
香子とお母さんがいるのが見えた。
お母さんに何事か言われ、香子がこっちに走ってくる。

なんだなんだと思いつつ待っていると、香子は小さな袋を差し出してきた。

「これ。」
「ん?くれるの?」

香子が頷くので、袋を貰って開けて見ると、中から陶器で出来たフグのキーホルダーが出てきた。
後で聞いた話だが、お爺ちゃんの家が下関にあるそうだ。

「おみやげ。」
「あー…ありがとう。」

物を貰ったらお礼を言う。それくらいは子供でも分かった。
香子は嬉しそうに笑顔を見せた。

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 10:26:24.20 ID:kgfbKzUT0
GW不自然じゃね?
お土産の前振りなんだろうけど
何にも無いなら要らないだろwwwwww

37: 1 2009/08/25(火) 10:29:54.12 ID:9k1Z+XoP0
>>34
すみません、GW中に香子が下関に行ってた、というだけです。

35: 1 2009/08/25(火) 10:28:30.40 ID:9k1Z+XoP0
俺はそのまま学校へと歩きだす。
と、香子もトコトコと付いて来る。……目的地が一緒なので当たり前だが。

さすがに登校中に手を繋ぐようなマネは出来なかったが、
ほっといてどんどん先に行く訳にもいかないので、歩くペースを彼女にあわせた。

「学校慣れた?」
「………うん。うぅん。」

歯切れの悪い返事だった。
これも後から知ったんだが、都会っ子の香子は服も垢抜けてたし、
容姿もまるで人形のように可愛らしかったが性格が大人しかったため、
クラスでちょっと浮いていたらしい。

団地にも同い年の子はいるはずなのに、一緒に登校するところを見たことは無かった。

40: 1 2009/08/25(火) 10:36:30.83 ID:9k1Z+XoP0
香子からしたら、俺がこっちに来て初めての友達、のつもりなんだろう。
そう思うと、年下ということもあって、無碍には出来ない気がした。

「勉強好き?」

勉強嫌いの俺が聞くことではないかもだが、他に話題もわからない。

「こくごとおんがくが好き。」
「あー、おんがくは俺も好きかな。」

リコーダーが本格的になるにつれ、音楽もだんだんと面倒くさくなっていくのであるが。

結局その登校中は、学校の話ばかりで終わったような気がする。ちょっと記憶が曖昧。

42: 1 2009/08/25(火) 10:40:08.90 ID:9k1Z+XoP0
それから、登校にはいつも香子がついて来るようになった。
俺が意識して時間を合わせた記憶はないので、向こうがこっちを待っててくれたんだろう。

団地で遊んでいるときも、トコトコと寄って来てはジっと見ていたので、
こっちから呼んで混ぜてやった。
そのせいか、団地でも徐々に友達が増えているようだった。

43: 1 2009/08/25(火) 10:45:04.89 ID:9k1Z+XoP0
低学年、中学年の頃はそれでも良かった。
しかし、高学年に入ると、状況は変わってきた。

自転車を手に入れ、活動範囲が広がった俺は、
団地の小さな公園で遊ぶより、運動公園に行ってサッカーしたり、
友達の家でゲームをする方が楽しくなっていった。
後、女の子と遊ぶことが妙に恥ずかしくなったりする頃でもある。

俺は、だんだんと放課後に香子と遊ぶことが少なくなっていった。

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 10:48:08.75 ID:AF7twqhD0
うんうん

45: 1 2009/08/25(火) 10:50:52.22 ID:9k1Z+XoP0
それでも、日課となっていた一緒に登校は続いていた。

「こーちゃんあのね、昨日先生がね…」

放課後会えなくなった分、登校中の香子はよく喋った。
昨日学校であったことや、友達のことを事細かに話す。
俺は「うん」とか「ああ」とか言いながら、適当に聞き流していた。
正直、それもちょっと面倒になってきてたんだろう。

それに、登校中にクラスメイトに出会ってしまった時、
からかわれるのが物凄く嫌だった。

「やい幸介、今日も女と仲良く登校か?ww」
「うるせー!」

大体、女といることをからかっていたようなヤツに限って
早めに彼女を作ってたりするもんだが、それはもっと後のこと。
子供にとって、重要なのは今だった。

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 10:54:05.41 ID:kgfbKzUT0
なんか子供心がリアルだwwwwww

48: 1 2009/08/25(火) 10:57:55.28 ID:9k1Z+XoP0
六年生になって間もないある日。
俺は、自転車で迎えに来た友達と供に、運動公園へサッカーをしにいくところだった。
自転車に乗り込んで、いざ出発、と思ったときだった。

「こーちゃん!」

なんと、香子が真新しい自転車に乗ってやってきた。
そういえば、春休みに買ってもらったと言っていた。

「……なんだよ。」
「私も、サッカー観に行っていい?」

香子にしてみれば、自転車を手に入れてやっと団地の外もついて行ける、
そんな気分だったんだろう。
だが。

「お、幸介いいなぁ、カノジョも一緒なんてw」
「ひゅーひゅー!」

悪友達のベタな煽りが、ものすごく恥ずかしかった。
その思いは、香子へとぶつけられる。

「駄目だ、ついてくんな。」
「え?どうして?観てるだけで邪魔しないよ。」

不思議そうに言う香子。ますます酷くなる煽り。

「駄目だったら駄目だ!女がついてくんな!居るだけで邪魔なんだよ!」

49: 1 2009/08/25(火) 11:01:16.13 ID:9k1Z+XoP0
俺の剣幕に驚いたのか、香子は大きな瞳を更に丸くして、固まっていた。
構わず俺は、自転車を漕ぎ出す。

「おい、行こうぜ!」

慌てて、友達二人もついて来る。

「幸介いいのかよ、あんなこと言って。」

散々煽ったくせに、心配そうに言う友達。

「いいんだよ、言わなきゃわかんないんだあいつは。」

そう言いながらも、俺はちょっとだけ気になって、団地を出る寸前に振り返った。
遠目でよく分からなかったが、香子は泣いているように見えた。

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:02:42.18 ID:ySK/OHUe0
>>1くん最低ー

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:04:17.40 ID:kgfbKzUT0
でもこういうのって有るよな

54: 1 2009/08/25(火) 11:12:23.84 ID:9k1Z+XoP0
>>50
ホント、最低でした…

>>51
意地のせいか、素直に謝れないんですね、子供って。

52: 1 2009/08/25(火) 11:06:13.77 ID:9k1Z+XoP0
次の日、香子は登校中に現れなかった。
俺は清々した、と思いながらどこかで後悔もしていた。
かといって、謝るような素直さももっていない。男子小学生なんて意地の塊だ。

次の日だけでなく、それから以後、小学校卒業まで香子と一緒に登校することはなかった。

一人で登校しながら、俺は香子を傷つけてしまったことを知った。
これから何度となく俺は香子を傷つけることになるが、これがその一番最初だった。

53: 1 2009/08/25(火) 11:11:02.17 ID:9k1Z+XoP0
中学に入ると、俺はサッカー部に入った。
サッカーは好きだし、走るのも好きだったが、
ヘタクソなので万年補欠だった。
が、それはまあ置いといて。

部活が始まると、小学生の頃とは比べ物にならないくらい忙しい。
家に帰るのは七時くらいだし、テスト勉強もしなくちゃならない。
小学生の頃は一緒に登校しないまでも、団地やコンビニでたまに香子と会うことがあったが、
中学に入るとほとんど会うこともなくなった。

まあ、子供の頃の女友達なんてそんなもんだろう。
そう思いながら、俺はやっぱり、どこか淋しい想いを抱えていた。

55: 1 2009/08/25(火) 11:18:00.26 ID:9k1Z+XoP0
中一も終わりに近づいた、2月。
俺は部活の後、WJを買いにコンビニに寄っていた。

買い物を済ませ、コンビニを出たその時。

「こーちゃん。」

振り向くと、香子が立っていた。
久しぶりに見る香子は、もう子供子供した感じじゃなくなってきていて、
手足がスラっとしていて、髪はポニーテールだった。胸はまだない。

「久しぶりだなw」

俺は久々に会う動揺を隠して、努めて普通に挨拶した。

「うん、久しぶりw学ラン似合うね。」

そういえば、制服着て会うのも初めてだった気がする。

57: 1 2009/08/25(火) 11:24:56.54 ID:9k1Z+XoP0
「中学どう?楽しい?」
「まあまあかな。部活はしんどいけど、楽しい。」
「サッカー部なんだよね?」
「ああ。」

帰り道は一緒なので、歩きながら喋った。

「そういえば、こんな遅くに一人でコンビニなんて、危ないじゃないか。」
「あ、うん、ちょっと材料が足らなくて…」

言いながら、香子はしまった、というような顔をした。

「材料?なんの材料だよw」

問いながらも、本当は俺にも分かっていた。
もうすぐバレンタインデーだ。
小学生の時、香子は既製のチョコを俺にもくれたが、
いよいよ手作りであげたくなるような男子も出来たんだろう。

「エヘヘ、ナイショだよw」

笑う香子を見ながら、なんか感慨深い気持ちになった。
同時に、ちょっと淋しくもあった。

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:29:54.14 ID:ewVlDIR+0
なんだよ
なんだよ
うらやましい

59: 1 2009/08/25(火) 11:30:28.76 ID:9k1Z+XoP0
数日後、一年で一番男子がソワソワする日、バレンタインデー。
俺も例に洩れずソワソワしていたが、結局学校では誰からももらうことはなく、
トボトボと家路を急いだ。

家に帰ると、俺の机の上に、綺麗にラッピングされたチョコらしきものが置いてあった。
最初、母親かと思ったが、こんな手の込んだことをするはずない。

「かあさん、これなんだ?」

俺はチョコらしきものを手に居間に行くと、母親に聞いた。

「ああそれ、夕方に香子ちゃんが持ってきてくれたんだよ。」

それだけ聞くと俺は大慌てで部屋に戻った。
香子が?なんで?しばらく会ってもいなかったのに??

60: 1 2009/08/25(火) 11:33:51.04 ID:9k1Z+XoP0
ゆっくりとラッピングをあけると、手作りらしいチョコと供に、
小さなカードが入っていた。

『初めて手作りしました。美味しくなかったらごめんね。香子』

俺は丸いチョコをかじると、ちょっとビターすぎな気もしたが、
十分美味かった。
思えばあの丸型は、サッカーボールだったのかもしれない。
なんか模様みたいな線がついてたし。

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:35:27.76 ID:Kyw6TK+g0
何この名スレ

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:36:29.23 ID:AF7twqhD0
イイヨイイヨ

63: 1 2009/08/25(火) 11:36:55.04 ID:9k1Z+XoP0
すぐさま電話でもして礼を言えばよかったのだが、照れくさくてそれもできなかった。
きっと、ガキの頃の延長でくれたんだな。それくらいに思った。

しかしまあ、まったくそのまま会うことがなく。
ホワイトデーのお返しなんて気の効いたこともせず。
あっという間に中一は終わり、二年になった。

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:37:52.58 ID:1cqruJDHO
こーちゃんに嫉妬

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:38:11.25 ID:kgfbKzUT0
ここまであるあるwで来てここがない俺が悲しいwwww

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:40:51.92 ID:Kyw6TK+g0
>>65
ワロスw

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:38:18.41 ID:Vc8TKy+x0
こんなにこーちゃんを羨ましいと思ったのは
初めてだ

続きを

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:40:37.14 ID:FexV+PXyO
坦々支援しつつも 嫉妬

69: 1 2009/08/25(火) 11:41:10.70 ID:9k1Z+XoP0
中二病とはよくいったものである。
クラスの面々は、一年の頃に比べ、よくも悪くも個性が増してきていた。
不良っぽいやつは、よりDQNな格好に。
勉強できるやつは、よりガリ勉スタイルに。
そして、リア充は、よりシャレっ気が増し、モテ男になっていた。

そのどれにも該当しない俺は、
学校ではサッカー部、家では漫画読んだりゲームしたりと、
比較的ノーマル(若干オタ寄り)な中二だった。

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:44:39.92 ID:IHS2v+exO
だってお前友人いないじゃん!
って書こうとしたけど
支援

72: 1 2009/08/25(火) 11:46:24.34 ID:9k1Z+XoP0
ノーマルであるが故、女子に興味が出るのは当然のことである。
が、サッカーもヘタで至ってフツメンな俺に浮いた話はなく。

サッカー部でモテるのはレギュラーだけだし、
一大イベント修学旅行も、男友達とバカ騒ぎしただけで終わった。

そんな中、二年の冬休み直前。
一番中の良かったサッカー部の友人Sに、彼女が出来た。
そう、小六の時に俺をからかいまくったアイツだ。

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 11:49:53.91 ID:AF7twqhD0
こ、これは…

74: 1 2009/08/25(火) 11:55:04.08 ID:9k1Z+XoP0
相手は、同じクラスのテニス部の子で、結構可愛かった。
部活の帰りにそれをSから聞いて、俺は心底驚いた。

「マジで?告白したの?」
「あ、それは向こうからw」

そっけなく言うSの余裕が憎たらしい。
それにしても、身近なヤツに彼女が出来たのが初めてだったので、
ショックというかリアルというか、なんとも言えない気持ちになった。

「裏切り者~~ッ」

Sをバシバシ叩く俺。

「なんだよ、お前だって仲良い女の子いたじゃん。」

Sが言ってるのは、間違いなく香子のことだ。

76: 1 2009/08/25(火) 11:56:19.09 ID:9k1Z+XoP0
「あれ、どうなったの?」
「いや香子は…ただの、近所の友達だから。」

ウソでもなんでもない。年下の女友達、というだけで、
それ以上は何もないんだ、俺たちは。

「ふーん。……でも、あの子は絶対お前のこと好きだと思ったけどなぁ。」
「………。」

じゃああんなに煽るなよ、とは言えなかった。

それに実際、俺自身が香子に恋愛感情なんてハッキリしたものは無かった。
何しろ、相手はまだ小学生だったし。そういう対象ではない気がした。
ただ、大切な存在ではあったと思う。

それ以上その話は続かず、俺とSは適当に喋って帰った。

78: 1 2009/08/25(火) 11:59:51.09 ID:9k1Z+XoP0
冬休みが終わって、1月が過ぎ、そして2月。
俺は去年のことを思い出しながら、なんとなくまたチョコもらえるかなー、
と思っていた。
相変らず香子と会う機会は少なかったが、
去年のバレンタイン以降、たまに会った時には
談笑できるくらいの感じの仲には戻っていた。

そしてバレンタイン当日。
相変らず学校では全滅だったが、俺はちょっとウキウキしながら家に帰った。

そして、部屋の机の上を見る!
………何も、無かった。

81: 1 2009/08/25(火) 12:04:57.98 ID:9k1Z+XoP0
と、居間から母親が俺を呼ぶ。

「こーすけ、電話!」

Sがチョコを貰った自慢でもしてきたんだろうと思って、
母親から受話器を受け取る。

「もしもし?」
『あ、こーちゃん?香子です。』

途端に、心臓の鼓動が早くなる。
なら先に言えよ、と思って母親を見ると、ニヤニヤしがらこっちを見ていた。

「あ、うん、久しぶり。どーしたの?」

なんか、会話するたびに久しぶりって言ってる気がする。

『今、ちょっと真ん中公園に来れる?』
「ああ、平気だけど。」
『じゃ、来てね、私もすぐ行くから!』

電話は一方的に切られた。

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:05:52.64 ID:JMYc+Y+JO
焦らせやがって……

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:07:40.52 ID:AF7twqhD0
さあこい

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:09:28.80 ID:52oEQXJK0
とっとと書けお

86: 1 2009/08/25(火) 12:10:13.23 ID:9k1Z+XoP0
外に出るとすぐ、団地の真ん中の公園にいる香子が見えた。

「こんばんは。」

香子はまたちょっと背が伸びた気がした。今日は長い髪を下ろしている。
小さい時に比べ、髪のクセが無くなってきているような気がした。

「おう。電話、タイミング良かったな。今帰ったとこなんだ。」
「実はね、家からこーちゃんの部屋に電気が付くのを見てたのw」

なるほど、確かに向いの棟だから、そういうことも出来る。

「これ。」

香子はおずおずと手にした紙袋を差し出した。
中には去年の如く、チョコらしきものがラッピングされて入っている。

「ありがとう。」

今年はちゃんと礼が言えた。

89: 1 2009/08/25(火) 12:13:02.73 ID:9k1Z+XoP0
「去年は手渡しできなくて、ごめんね?」
「い、いや…俺も、礼もなにも出来なくて、悪かった。」

なんか、お互いで謝りあってる。

「今年は、去年よりは上手に出来たつもりだけど…」
「いや、去年のも美味かったよw」
「ホント?良かったww」

一年越しで去年のチョコの感想のやりとりをした。
こんな近くに住んでいるのに。

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:15:11.18 ID:ySK/OHUe0
なにこれー
やめてー

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:15:56.65 ID:FexV+PXyO
激しい爆撃を受けそうな気がする。カップル板に行けと今さら言えない。

94: 1 2009/08/25(火) 12:17:07.61 ID:9k1Z+XoP0
「4月から、中学生になるよ。」
「知ってるよww」
「一年だけだけど、また同じ学校に行けるねw」

香子は無邪気にそう言った。

「そうだな、楽しみだな。」

俺も小学生の時より少しは成長していたのか、素直に答えることができた。

「……ねえ、4月から、また前みたいに、一緒に学校行ってくれる?」
「え?」
「たまにでいいから。」

夜の闇のせいではっきりとは分からないが、
香子の頬は、ちょっとだけ赤く染まってる気がした。

97: 1 2009/08/25(火) 12:19:55.49 ID:9k1Z+XoP0
「俺、朝練もあるから、ホントにたまにだぞ?」
「うん!たまにでいい。…ありがとう。」

緊張した表情だった香子はやっと微笑んでくれた。

「じゃ、帰るね!」
「うん。」

勢いがついたのかテンションがあがったのか、
香子はそのまま走って家へと戻っていった。

100: 1 2009/08/25(火) 12:26:20.50 ID:9k1Z+XoP0
中三の春。
俺は、いつもの進級とは違った気分で迎えていた。

香子はセーラー服がよく似合っていた。

俺は朝練があったので、言うほど一緒に登校は出来なかったが、
たまに一緒に行けたときは、学校のことをよく話してくれた。
香子も小一のときとは違い、友達もたくさんいるし、
ブラスバンド部に入って、部活も頑張っていた。

まもなく俺は最後の大会が終わり、サッカー部を引退となった。
結局三年までスタメンに選ばれることはなかったが、
最後の大会は途中出場で試合にも出れたので、満足していた。

101: 1 2009/08/25(火) 12:32:36.51 ID:9k1Z+XoP0
それから受験勉強の日々が始まる。

「勉強、大変?」
「まあね。」

俺が引退した後は、香子と一緒に登校する機会は増えていた。
毎日ではないが、週に二、三くらい。

「受験ってどんな感じなのかな。」

いまいち実感が湧かないという顔をする香子だが、
実は香子はかなり成績が良いので、この地区で一番の
公立進学高である○○高を目指すことになるのは間違いなかった。
そして俺は、ある決心をしていた。

「俺、○○高を目指すよ。」
「ホント?あそこ、難しいんでしょ?」
「うん。でも、やってみる。」

俺の成績は中くらいで、はっきり言って○○高は相当厳しい。
それでも、やってみるつもりでいた。
たった一年、また香子と同じ学校に通うために。

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:34:06.21 ID:AF7twqhD0
すてき

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:34:37.52 ID:afABrv9XO
支援いたします

105: 1 2009/08/25(火) 12:36:23.48 ID:9k1Z+XoP0
それから受験までは、まさに勉強漬けの日々だった。
今まで行った事のなかった「塾」というものにも行ったし、
夏休みも何が休みなのかっていうくらい、勉強した。

何か目標があってやるということは、結構重要なことらしい。
冬くらいになると俺の成績は、先生も驚くほど上がっていた。

Sは、そんな俺を見ながら、

「まるで横島クンだな。煩悩パワーだw」

と笑っていた。
ちなみにヤツは、そんな俺より成績が上なのが腹立つ。

107: 1 2009/08/25(火) 12:39:14.92 ID:9k1Z+XoP0
受験勉強で忙しいため、俺と香子はこの一年、
登校中くらいしか話すことはなかった。
が、それでも良かった。俺には、十分力になった。
それにこのときに至ってさえ、俺は香子に対して
恋愛感情は無いんだと思っていた。思い込んでいた。

ただ、また、こうやって一緒に喋れたらいいな。
そう思って、勉強に打ち込んでいた。

109: 1 2009/08/25(火) 12:42:17.88 ID:9k1Z+XoP0
春が来て、受験が終わり、
そして、合格発表の日が来た。

受験前後から、香子は受験の類の話を全然しなくなった。
おそらく、気を使ってくれたいたんだろう。
確かに、こっちの精神は異常なほど研ぎ澄まされていたし、
発表まで気が気じゃなかった。

発表の日、俺はSと供に観に行った。

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:43:23.63 ID:bd88tU5LO
支援

112: 1 2009/08/25(火) 12:45:52.85 ID:9k1Z+XoP0
「あ、あった。」

Sはあっさりと自分の番号を見つけた。
まあ、ヤツの実力なら当然の結果だ。

「じゃあ、俺のも一緒に探してくれよ!番号は…」
「いや、だからあったんだって。俺のも、お前のもw」

はい?
俺は一瞬状況がわからなくなったが、すぐに意識を取り戻す。

「まじかーー!どこだ!」
「だから、あれww」

笑いながらSが指した先に、確かに俺の番号はあった。

「あった!やったーーーー!!!」
「良かったなw」

やたら冷静なSをよそに、俺は大きくバンザイした。

118: 1 2009/08/25(火) 12:51:16.28 ID:9k1Z+XoP0
合格したらすぐに中学に来いと先生に言われていたが、
それよりまずは電話だ。

Sは携帯で家に電話していたが、俺は持ってなかったので
公衆電話から電話をかけた。

しかし、家ではない。香子の家だ。
約束も何もしていなかったが、俺は何故か、
香子が家で待っていてくれてるような気がしたから。

「はい、佐々木です。」

一度きりのコール音の後、電話に出たのはやっぱり香子だった。

「俺、幸介。」
「こーちゃん!…その、どうだった?」
「受かったよ、合格!」

俺は敢えて冷静にかっこつけようと思ったが、
テンションが上がって、どうも駄目だった。

「ホント!?やったね!良かったね!!」

受話器の向こうで、香子のテンションはもっと高かった。

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:56:12.93 ID:ySK/OHUe0
ええこやなあ

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:57:02.32 ID:xV1h9YdDO
俺の高校の合格発表を思い出してしまた

121: 1 2009/08/25(火) 12:58:12.64 ID:9k1Z+XoP0
そして、4月。
俺は、高校生になった。
制服はガクランのままだったが、女子のブレザーが可愛かった。

「こーちゃん、部活どうするの?またサッカー部?」

高校に入ってすぐ、俺と香子は公園で喋っていた。

「うーん、どれにするか悩んでるんだけどな。あ、サッカー部には入らないよ。」
「え、どうして?」
「俺、サッカーのセンスないみたいだしw どうせなら、別のこともやってみたいし。」

ちなみにウチの高校はサッカー部は人数も多く、
中学の時スタメンだったSもなかなかレギュラーになれなかったくらいだ。

「じゃあ、ブラスやろうよw」
「ブラバンかぁ。高校からでも、やれるかな。」
「大丈夫だよ。楽しいよ?」

ニコニコと話す香子につられて、それも悪くないかな、と思えてきた。

「じゃ、やってみようかな。」
「うん、やってみて!」

先に行って待ってるぜ、とは言えなかったが。

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 12:58:30.23 ID:wJzIkeocO
この香子ちゃんはどこで買えますか?

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:00:06.36 ID:SrIr0VMc0
まさか彼女作って香子ちゃん泣かすとかしないよな?

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:02:17.81 ID:IHS2v+exO
香子ちゃんが病気で・・・
ってパターンのやつじゃないだろうな

126: 1 2009/08/25(火) 13:02:33.64 ID:9k1Z+XoP0
俺はブラスバンド部に入ったが、最初は散々だった。
ほとんどの人が中学から、もしくは小学からやっている部員ばかりで、
譜面も読めなければ音もまともに出ないのは、俺くらいだった。

が、サッカー部と受験勉強で鍛えられた忍耐力で、辞めることはなかった。
そして、なんだかリズム感はいいらしいということで、パーカッション担当になった。
これが意外に楽しく、ドラムセットまで8ビートくらいなら叩けるようになった。

130: 1 2009/08/25(火) 13:06:16.41 ID:9k1Z+XoP0
毎日の楽しい部活と、勉強の忙しさもあって、
俺は香子となかなか会うことが出来なかった。
だが、これは中学のときもそうだったし、仕方ないか、と思っていた。

高一の一年間はあっという間に過ぎた。
この年のバレンタインはお互いの都合が合わず、
結局母親が預かってくれるパターンだった。
だが、俺もお返ししなくてはならないということにようやく気付き、
ホワイトデーにはクッキーを持っていった。

生憎、香子は居なかったが、お母さんに預かってもらった。

134: 1 2009/08/25(火) 13:11:40.79 ID:9k1Z+XoP0
その夜、家の電話が鳴った。
たまたま母親が居なかったので、俺が出た。

「はい。」
『あ、こーちゃん?香子です。クッキーありがとう!!』

一気に捲くし立てる香子に、耳がちょっとキーンとした。

「あ、ああ、大したもんじゃなくて悪いんだけど。」
『そんなことない、すっごく嬉しい!ありがとう!!』

こんなに喜んでもらえるなら、もっと前からあげとけば良かった。

「今年は、いよいよ高校受験だな。」
『うん。私も、○○高目指して頑張るよw』
「香子なら平気だよ。」

母親伝いに、香子の成績が学年でもトップクラスだということは聞いていた。

「待ってるぜw」

今度は、言えた。

『頑張りますw』

137: 1 2009/08/25(火) 13:15:30.68 ID:9k1Z+XoP0
二年になっても、相変らずの日々だったが、
受験で忙しい香子とは益々会う機会が減った。
それでも、まるで妹を心配する兄のような心持ちで、
試験の要点や使うといい参考書なんかを教えてやった。

そんな、夏休み明けのある日。
俺は、隣のクラスの女子に、呼び出された。

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:17:52.67 ID:2TjVc6t60
あああああああ

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:18:11.80 ID:QIlH57XN0
ナンテコッタイ

143: 1 2009/08/25(火) 13:19:31.74 ID:9k1Z+XoP0
その子は、合唱部のTだった。
合唱部とは同じ音楽系の部活ということで、交流もあったので、
何度か喋ったこともある。
ショートカットで、綺麗な顔立ちをした子だった。

「ねえ、幸介君て付き合ってる子、いるの?」

放課後の誰も居ない階段の踊り場で、こんなことを聞かれる。
俺の心臓は爆発寸前にまで高鳴った。

「いや、いないけど…」
「じゃあ、私と付き合ってよ。」

なんというか、気が強くてストレートな子だった。
そして、美人だった。

「うん。」

俺は、即答していた。

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:20:42.24 ID:AF7twqhD0
あぁ………………
どうしてこうなった?????

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:21:12.74 ID:bcr+v9c00
>>1普通にリア充じゃねえか

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:21:20.40 ID:Y1IzYVlt0
おい、「うん」じゃねーだろ。

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:22:07.28 ID:Tbn30PlEP
やべぇ・・・・・・ショックだわ・・・・・・

149: 1 2009/08/25(火) 13:22:29.87 ID:9k1Z+XoP0
香子の事は考えなかった。
いや、一瞬は頭を掠めた。
しかしその時の俺は、香子のことは大切な大切な妹のような存在で、
恋愛対象としては見ていなかった。
幼馴染はそういうもんなんだ、とそう思っていた。

それと同時に、リアルに彼女がいる生活にも憧れていたし、
なによりこんな綺麗な子が告白してくれたという事実に、浮かれていた。

そうして、俺とTの交際が始まった。

155: 1 2009/08/25(火) 13:25:19.01 ID:9k1Z+XoP0
Tは気が強く、デートの時も率先して行く先を決め、
引っ張っていくタイプだった。
俺は彼女ができたことなんて初めてで何もわからなかったし、
その方が助かった。

お互い、部活や勉強で忙しかったが、
それでも合い間を縫って買い物したり、映画に行ったりした。

それはすごく楽しい日々だったし、今でもそれに後悔はしていない。

160: 1 2009/08/25(火) 13:28:46.97 ID:9k1Z+XoP0
初めての携帯も手に入れたし、メールも毎日のようにしていた。
それと比例して、香子と会う機会は減った。
香子はまだ携帯も持っていなかったし、塾と家と学校の往復で、
俺と会ってる暇なんかなかったようだ。

しかし、まったく無かったわけではない。
Tと付き合いだして一ヶ月ほど経った頃、
部活の後に二人でマックに寄って、出てきたときだ。

ちょうど塾帰りだったのであろう、香子と出くわした。

166: 1 2009/08/25(火) 13:33:35.66 ID:9k1Z+XoP0
「あれ、こーちゃん?」

先に気付いたのは香子だった。

「おお、香子、久しぶり。塾の帰りか?」
「うん。」

答えながらも、香子がTを気にしているのが分かる。

「あ、こっちは同じ高校のTさん。」
「どうも。」

Tの挨拶にあわせ、香子も頭を下げる。

「Tは、俺の彼女なんだ。」
「え?」

香子は目をぱちくりさせて、俺とTを交互に見た。

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:36:39.80 ID:ySK/OHUe0
もてあそんでんじゃねえよ

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:37:24.72 ID:IJJOlTYvO
こーちゃんのばかあぁぁぁぁぁあ

169: 1 2009/08/25(火) 13:38:04.43 ID:9k1Z+XoP0
「こ、こーちゃん彼女できたんだ!すごーい!」

香子は驚いたような顔をして、俺を囃し立てた。

「ま、まあな。」

俺は照れて頭を掻く。
Tは不思議そうな顔をして、俺と香子を見比べていた。

「じゃあ、私帰るね。」
「ああ、気をつけて帰れよ。」

香子は自転車に乗り込むと、猛発進して去っていった。

「……あの子、中学生だよね?」

香子の後姿を見ながら、Tが聞いてくる。

「うん、同じ団地の、まあ幼馴染だな。」
「へぇ~」

Tは納得したように頷いた。

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:38:34.38 ID:1PPta8Fj0
切ないなぁ でもなんかわかるっつーか 切ないなぁ

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:41:17.57 ID:xilJBbCu0
最近、失恋した俺が四円

鬱エンドだけは勘弁な

176: 1 2009/08/25(火) 13:44:57.72 ID:9k1Z+XoP0
その後も、特に関係が変わることはなかった。
相変らずTとは付き合っていたし、
香子とは出会ったときに、近況を語り合うような関係だった。
香子は成績上位をキープしているようだった。○○高には間違いなくいけるだろう。

冬のある日、Tが俺んちに遊びに来たことがあった。
テスト期間で部活もなく、テスト勉強をするという名目だ。
学校が終わった後、そのまま二人で俺んちに直行した。

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:50:09.94 ID:SrIr0VMc0
嫌な予感

179: 1 2009/08/25(火) 13:50:58.78 ID:9k1Z+XoP0
俺んちに着いて、ドアを開けたその時。
居間の方から笑い声がする。両方、聞き覚えがあった。
一人は母親。そして、もう一人は。

「香子、来てたのか。」
「あ、こーちゃん、お邪魔してますw」

母親と香子は、香子の持ってきたらしいお菓子を食べながら、談笑していた。

「お父さんの出張のお土産なのw こーちゃんも…」

はたと、香子の言葉が止まる。
俺の後ろにTがいることに気付いたからだろう。

「あら、Tちゃんいらっしゃいw」
「どうも、こんにちは。」

Tとウチの母親は、二度ほど面識があった。

「テスト勉強、させてもらいにきたんです。」
「あらあら。じゃあ幸介にしっかり教えてあげてねw」

ちなみにTの成績は俺より全然いい。

181: 1 2009/08/25(火) 13:55:50.09 ID:9k1Z+XoP0
「あ、私、帰ります!」

香子は椅子から立ち上がり、帰り支度を始める。

「あら、もっとゆっくりしていけばいいのに。」
「いえ、いいんです、テスト勉強の邪魔になっちゃうし…」

そう言いながら、そそくさと玄関に向う香子。

「じゃ、またね。」
「おう、おみやげ、ありがとな。」

香子は俺に手を振って、Tに一礼して、帰っていった。
俺とTは、俺の部屋に入る。

「あの子、いつかの子だよね。」
「うん。」
「よく遊びに来てるんだ?」
「いや、滅多にこないよ。小学生の時以来じゃないかな。」
「ふうん。」

Tは気の無いように言ったが、俺はウソは付いていない。
その日に限って来ていたのは、本当のことだった。

183: 1 2009/08/25(火) 13:58:05.31 ID:9k1Z+XoP0
そして冬休みを越え、新年。

俺とTは初詣にいったり初チューしたりと、
新年のスタートとしては順調だ、と思った。

だが、いいことは長続きしないものだ。

今年もまた、バレンタインがやってくる。

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 13:59:20.99 ID:ySK/OHUe0
わっかれろヽ(´∀`)ノ
わっかれろヽ(´∀`)ノ

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:05:42.27 ID:sK0abAFyO
>>184
呪うなw

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:00:24.54 ID:QIlH57XN0
なんでこう、世の中って不平等なんだろ・・・
俺もそんな高校生活送りたかったよ・・・

188: 1 2009/08/25(火) 14:03:38.48 ID:9k1Z+XoP0
バレンタイン当日。
俺はTに家で待ってるように言われたので、
大人しく待っていると、携帯が鳴った。

『ちょっと、下まで出てきて』

Tからのメールだった。
なんか似たようなこと前にもあったなーと思いつつ、
俺はドキドキしながら家を出た。

公園の街灯の下に、Tがいた。

「おっす。」
「おっす。はい、これ。」

Tが俺に押し付けて来たのは、間違いなくチョコレートだ。

「お、ありがとう。」
「部活忙しくてなかなか買いにいけなくて、やっと今日買えたw」

それで家で待ってろって言ったのか。

「わざわざ、ありがとう。嬉しいよw」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:04:49.01 ID:4EnkWtM10
すごくじれったいです

194: 1 2009/08/25(火) 14:08:27.86 ID:9k1Z+XoP0
その時、だった。
向かいの棟から、香子が出てきた。紙袋を持って。
恐らく、俺の家に届けるつもりだったのだろう。

「あ…」
「……」

香子は俺たちを見て、Tは香子を見て、固まる。
言い知れない緊張感に耐え、俺は第一声を放つ。

「おっす。」
「こ、こんばんは。」

香子は、俺に対してというより、Tに対して挨拶した。

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:09:08.84 ID:rXRxElhgO
あ~めちゃくちゃ死にてぇw

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:09:57.46 ID:1PPta8Fj0
俺は香子を推したい じれったいぜ

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:13:12.90 ID:Vc8TKy+x0
>>197
俺も

でもほんとに大事なもんてあとになってから気づくんだよな

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:10:12.84 ID:lc+1T2iCO
彼女?別れちまえ(^o^)

201: 1 2009/08/25(火) 14:13:06.12 ID:9k1Z+XoP0
「こんばんは。こんな遅くにどうしたの?」

Tは、努めて優しい口調で言ってるような気がした。

「え、あの…こーちゃんに……」

素直な香子の言葉。

「それ、チョコレート?幸介にあげるつもりで?」
「は、はい…」

それを聞いて、Tが香子へと詰め寄る。

「彼女のいる人にチョコ持って行くなんて、どういうつもり?」
「ちょっと、やめろよ」

俺は慌ててTの肩を掴んだが、Tは止まらない。

「ハッキリ言って、迷惑なのよこういうの。やめてくれない!?」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:13:46.72 ID:Jdid4dcm0
修羅場キタワー

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:13:54.68 ID:QIlH57XN0
うわあああああ
女ってこええええええええええええええええええ

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:14:27.62 ID:sK0abAFyO
早くTと別れるんだ…早く…

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:14:30.27 ID:IHS2v+exO
もっと早くかけよ
何時間張り付いてると思ってんだよw

211: 1 2009/08/25(火) 14:17:41.90 ID:9k1Z+XoP0
怯えたように身を竦ませる香子。

「おい待てって!そういうんじゃないんだよ、俺達は!」

さすがに俺も声を荒げた。

「それは、幸介が思ってるだけでしょ?彼女からしたら違うかもしれないじゃない!」
「そんなことねーよ。」

俺は香子を見たが、香子は震えて声も出ない。
このままここに居させるのは、根が大人しい香子には耐えられないだろう。

「香子。大丈夫だから、家に帰ってな。」
「で、でも…」
「いいから。」

俺が諭すと香子は、走って家へと戻った。

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:18:03.66 ID:Fv0mpELI0
Tやめろぉぉぉぉぉぉ

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:19:53.09 ID:Rc/dsBZUO
Tも香子もかわいそう…

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:20:03.15 ID:52oEQXJK0
俺氏ね

220: 1 2009/08/25(火) 14:22:53.05 ID:9k1Z+XoP0
「優しいのね。」

厭味な言い方だった。

「そりゃ、妹のようなもんだからな。」
「こないだだって家に居たし。」
「それは、たまたまだって。」
「そんなに大切なら、私よりあの子と付き合えばいいじゃない!」

俺は、怒った。

「なに言ってんだ、あんまりわけわかんないことばかり言うなよ!」

すると、普段は気の強いTの目から涙が溢れ、

「……帰る」

そう言い残し、俺が止めるのも聞かず、自転車で帰っていった。

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:23:49.70 ID:dzyStlfiO
リア充死ねよwwwwwwwwww
男子校負け組だわ…

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:25:12.33 ID:SrIr0VMc0
香子に八つ当たりとかしそう

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:25:50.39 ID:AF7twqhD0
なきゃあいいってもんじゃねえんだよ!

229: 1 2009/08/25(火) 14:26:04.49 ID:9k1Z+XoP0
俺は家に帰ると、謝罪のメールを送った。

『言い過ぎた、悪かった。俺はTが好きだから、信じて欲しい。』

しばらく後、メールが返ってきた。

『私こそ、ごめん。ヘンに気が立ってた。許してほしい。』

その後もメールのやりとりで謝りあい、
これで、Tとの喧嘩は一件落着した。そう思っていた。

234: 1 2009/08/25(火) 14:28:41.71 ID:9k1Z+XoP0
次の日、俺は香子にも謝らなくてはと思い、電話したが、
家の人も香子も留守だった。
結局、その年の香子からのチョコレートは受け取ってやれなかった。

240: 1 2009/08/25(火) 14:32:34.58 ID:9k1Z+XoP0
3月に入り、俺はホワイトデーの準備をしていた。
今年はチョコレートを買った。
Tだけでなく、受け取れなかった香子の分まで。

そんな3月のある日、サッカー部のSから妙な話を聞いた。

「おい、幸介。お前、Tと付き合ってるよな?」
「うん。」
「あいつ、こないだの日曜、合唱部の男と街歩いてたぞ。手、繋いで。」

は?

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:34:47.56 ID:AF7twqhD0
>>240
あの…さっきから言いたかったんだけど…
彼女のTさんてイニシャル的にも徹子だよね?

253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:40:27.26 ID:52oEQXJK0
>>245
いい加減に汁ww

241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:33:19.78 ID:Jdid4dcm0
Twwwww

247: 1 2009/08/25(火) 14:35:01.96 ID:9k1Z+XoP0
その日曜日は、部活だと聞いていた。

「いや、俺ら試合で他校行ってたんだけど、その帰り。3時くらいか?」

「あれは間違いなくTだったぜ。」

「っていうか、他のヤツが言うには、前にも見たって。」

Sは、俺のためを思って言ってくれてるのは間違いないが、
その一言一言が、まるで刃のようだった。

250: 1 2009/08/25(火) 14:39:40.57 ID:9k1Z+XoP0
俺は、その日のウチにTを呼び出した。

「どういうことだよ。」
「………。」
「日曜は部活じゃなかったのか?」
「………。」
「なんとか言えよ!」

ずっと黙っていたTだったが。

「なによ、あんたに言われる筋合いないでしょ!」
「なんだって?」
「だってそうじゃない、あんただって隠れてあの中学生とイチャイチャしてるくせに!」
「なにいってんだ、してるわけあるか!」
「うるさいわね、もうどうだっていーじゃない!!」

Tはそのまま、どっかに行ってしまった。
残された俺は呆然と立ち尽くしながら、
どうやら自分が振られたらしいということに気付いた。

261: 1 2009/08/25(火) 14:43:53.37 ID:9k1Z+XoP0
俺は、呆然と家に帰ったが、
なんとなく家に戻るのも億劫で、
真ん中公園のベンチに座っていた。

晴天なのに、心はどしゃぶりだ。
初めての彼女と、こんな終わり方なんて。
まるで世界が終わったかのような気分だった。

「こーちゃん。」

そんなorzな俺に話しかけてくれるのは、香子しかいなかった。

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:44:22.08 ID:AF7twqhD0
ちょっとみんな、いままでに出てきたTちゃんのセリフを全部徹子が言ったものと脳内変換してみてほしい。
きっと違う世界が開く。

265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:45:54.45 ID:ldgHXfKPO
以降「徹子」禁止…な。

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:46:35.48 ID:l8wWFnb7O
つ④

271: 1 2009/08/25(火) 14:48:40.19 ID:9k1Z+XoP0
「………。」

返事をする気力もなかったが、香子は構わず俺の方に寄ってきた。

「こーちゃん、どうしたの?」
「………なんでもねー。お前こそなにやってんだ。受験勉強はいーのか。」
「……もう、終わったから。」

あれ、そんなに入試って早かったっけ…
そんなことをぼんやりと考えた。

だがそれよりも、今は一人にして欲しかった。

「こーちゃんあのね、私、話したいことが…」
「うるせぇ。」
「え?」
「お願いだから、黙っててくれ。俺は一人でいたいんだ。ずっとずっとずっと一人で。」

香子は怪訝そうな顔をした。

「そんな一人で居たいなんて言ってたら、彼女さんに怒られちゃうよ?w」

272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:49:16.81 ID:1PPta8Fj0
地雷を踏みましたね?

284: 1 2009/08/25(火) 14:52:52.16 ID:9k1Z+XoP0
その一言で、俺はカッとなってしまった。

「その彼女に振られたんだよ!」
「え、どうして…こないだの、私のせい?」
「そうだよ、その通りだ!だから、放っておいてくれ!!」

いや、本当は香子のせいじゃない。悪いのは香子じゃない。
その時でさえ俺は分かっていたが、だが、止められなかった。
ただ、一人になりたいという気分の方が勝ってしまい、香子に怒声を浴びせた。

「ご、ごめんなさい、わたし……」

香子は泣き出したようだったが、俺に気にする余裕はなかった。

気がつけば、いつの間にか香子はその場から居なくなっていた。

287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:54:36.26 ID:ldgHXfKPO
こーちゃん、それはダメだよ~。

288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:55:19.75 ID:sK0abAFyO
こーちゃん見損なったぞ

289: 1 2009/08/25(火) 14:55:55.97 ID:9k1Z+XoP0
家に戻ってしばらくして、
俺は香子に怒鳴ってしまったことを後悔したが、
電話して謝ることも出来なかった。そういう気分になれなかった。

そのまま、香子に会うこともなく、
もちろん、Tに会うこともなく、
手元に残された二つのチョコレートと供に、
俺は春休みを向かえた。

291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:57:45.74 ID:jYvAumfiO
こーちゃん女を泣かせちゃいかんよ

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:58:29.26 ID:ZvkpTnxRO
エンドレス春休みでも始まるのか?

296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 14:59:48.80 ID:52oEQXJK0
さすがにこーちゃん死ぬべき

299: 1 2009/08/25(火) 15:00:52.63 ID:9k1Z+XoP0
春休みのある日。
俺が部活から戻ると、香子の家の電気は夜にも関わらず点いていなかった。

出かけているのかな、と思って家に帰ると、
母親が俺に便箋を渡してきた。

「これ、香子ちゃんからの手紙。お別れの挨拶だって。」
「お別れ?なにいってんだよ。」

俺の返事に、母親は怪訝そうな顔をした。

「何って…佐々木さんち、今日お引越しだったじゃない。」
「は!?」
「あんた聞いてなかったの?とっくに香子ちゃんから聞いてるものと…」

どういうことだ、なんだそれ、
俺はそんな話聞いてない、何も聞いちゃいない。
俺は部屋に駆け戻って、便箋を開けた。

302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:03:45.45 ID:MycOq9+k0
えええええええええええええ

304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:04:46.90 ID:rwZaOC7rO
うわあああああああああああああ

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:04:51.48 ID:AF7twqhD0
うわぁぁああああああああ
呪いだ!
Tetukoの呪いだ!

306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:04:57.87 ID:kgfbKzUT0
待て待て待てぇーい、落ち着くんだ
これで終わりじゃないだろ?

307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:05:36.13 ID:1PPta8Fj0
泣いた

309: 1 2009/08/25(火) 15:07:24.81 ID:9k1Z+XoP0
こーちゃんへ

何度も話そうと思ったけど、結局言えないままでごめんなさい。
お父さんの転勤で、前に住んでた町に戻ることになりました。

高校も、向こうの私立を受けました。
何度もこっちの○○高に入りたいって言ったけど、お父さんは許してくれませんでした。
当たり前だよね、高校生の一人暮らしなんて。

本当は同じ高校に入って、同じブラスバンド部に入りたかった。
こーちゃんと一緒に、高校に通いたかった。

最後に、私のせいでTさんと別れることになって、本当にすみませんでした。
どうやっても許してくれないだろうけど、
遠くからこーちゃんの幸せを願うことだけは許してください。

                香子

313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:09:50.47 ID:QIlH57XN0
ええ子や・・・

316: 1 2009/08/25(火) 15:10:46.27 ID:9k1Z+XoP0
本当は、もっともっと長い手紙だったが、要約するとこんな感じだ。
今でも手元にある。

俺は手紙を読みながら、涙を堪えることが出来なかった。
なんてことだ。
香子はずっと、このことを俺に言いたかったに違いない。

あの冬の日、家に来ていたときも。
バレンタインの日も。
そして、公園で俺が怒鳴り散らした日も。

俺は香子の話を聞いてやるどころか、
深く傷つけたまま、お別れとなってしまった。

318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:10:54.66 ID:MycOq9+k0
こんな日々をすごしてみたかったお

324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:16:26.21 ID:M3oaWvDCO
こーちゃんのバカッ!意気地無し!

326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:16:36.84 ID:rXRxElhgO
リア充こうすけ死ね

327: 1 2009/08/25(火) 15:16:47.31 ID:9k1Z+XoP0
親は、連絡先を聞いていなかった。
俺には、香子に謝ることすらできなかった。

中学に問い合わせれば、もしかしたら分かったかもしれない。

だが。

俺は、それは何か違う気がした。
自分の力で、なんとかしなくてはならない。
そんな、強迫観念に似たような思いに囚われていた。

香子が、前居た町なら知っている。
結構な都会で、レベルの高い国立大がある。
その大学には、香子のやりたがっていた英語の仕事のための、英文学科もある。
なら、香子がその大学に行く確率は高い。

俺はそんな藁にもすがるような思いで、
香子にただ一言謝りたくて……いや、一目会いたくて。
それだけのために。

また、猛烈な受験勉強の日々に入った。

331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:18:42.92 ID:xilJBbCu0
wktk

342: 1 2009/08/25(火) 15:21:54.98 ID:9k1Z+XoP0
その時のことは俺自身、あまり覚えていない。
とにかく勉強した。朝から晩まで、休み時間まで。
部活は引退まできっちりやったが、早く引退したくてたまらなかった。

秋ごろには、なんと初めてSの成績を超えた。
後にSは、

「あの頃のお前は鬼が憑いてたw」

と言っていた。

体重も激痩せしたが、倒れてる場合じゃないので、
メシは一杯食った。睡眠も4時間は確保した。
冬の手前にはB判定も取ったが、それでも不安だったので、
年越しの頃は時間の感覚が分からないくらいの勢いで勉強していた。

348: 1 2009/08/25(火) 15:24:36.61 ID:9k1Z+XoP0
結果。
受かった。
高校のときと同じように、親も先生も喜ぶより驚いていた。

だが、俺自身は、高校の時ほど喜んではいなかった。
こんなことは、通過点にすぎないんだ。
大学に入ったからといって、俺は確実に香子に会えるとは限らない。

それは、まだ先のことだ。

355: 1 2009/08/25(火) 15:27:29.76 ID:9k1Z+XoP0
大学に入ると、生活は一変した。
まず、初めての一人暮らしに馴れない事だらけだ。
炊事は、今でも不得意だ。

生活費の足しと、賄い飯目当てで、レストランにバイトに入った。
バイトも初めてだったが、店長が良い人で根気良く教えてくれたため、
なんとかまともなウェイターになれた。

361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:28:52.97 ID:y1LhzyjWO
頼むよう、切なすぎて引き裂かれそうだ。 

あったかい気持ちにさせてくれよう!

371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:32:56.54 ID:IHS2v+exO
早く早くー

373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:34:27.55 ID:ufHAr93g0
アカン、何も出来ない。

385: 1 2009/08/25(火) 15:40:12.12 ID:9k1Z+XoP0
大学の講義も思っていたより全然面白くて、
それだけでも入った価値はあったと思えた。

だが、それもやはり、当初の目的とは違う。
日々の生活に埋もれそうなときも、香子の事は忘れなかった。
写真すら持っていなかったのには、かなり後悔したけど。
一枚くらいとって置くべきだったんだよ。

388: 1 2009/08/25(火) 15:42:58.25 ID:9k1Z+XoP0
とかなんとか言いつつ、大学での二年間もすぎた。
車の免許もとった。飲み友達も増えた。
でも、合コンの類には行かなかったし、相変らず童貞のままだった。

当たり前だ、俺は香子が好きなんだから。
大学に来て、ようやくそのことに気付いた。
高三のときは、それすら考える余裕がなかったんだ。アホだ。

392: 1 2009/08/25(火) 15:45:09.09 ID:9k1Z+XoP0
そして、大学3年目の、春。

この年、もし、俺の予想が正しければ…
いや、願いが叶うなら。

香子が入学してきたはずだ。

もしかしたら、もう彼氏がいるかもしれない。
それならそれで、構わない。

俺は、一度だけでいいから、香子に会いたかった。

395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:47:27.30 ID:U3QDRPzfO
wktk

398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:49:05.87 ID:sU6eMYZR0
神様よろしく

399: 1 2009/08/25(火) 15:49:20.97 ID:9k1Z+XoP0
入学式には、探せなかった。人が多すぎる。
どいつが新入生で、どいつがサークルの勧誘かわかりゃしない。

講義が始まってからだ。

どの学部のどの学科に入ってるかはわからなかった。
だが、やはり英文科からいってみることにした。
ちなみに、俺は同じ文学部だが、日本文の方だ。

授業日程で、英文科の一年がどの時間にどこで講義を受けているかは、すぐ分かる。
三限で終わる日を狙って、講義棟の下で待っていた。
うむ、我ながらあきれるほどのストーカー具合だ。

402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:49:54.83 ID:JECSmPQ+0
いいね

404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:51:05.06 ID:dHGN8b/c0
やっと追いついたぜ

408: 1 2009/08/25(火) 15:51:46.98 ID:9k1Z+XoP0
講義が終わって、学生たちがワラワラと出てくる。

その数十人の学生を、俺は香子を探し出すため一心に見つめていた。
それはそれはキモイ画だったことであろう。

その中に、香子は。

いた。すぐ分かった。

426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:54:52.65 ID:xilJBbCu0
>>408 香子きたwwwwwwwwwww

414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:52:49.12 ID:kuL/oONiO
うひょー

420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:53:33.64 ID:ldgHXfKPO
キターーーーー!!

424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:54:35.32 ID:sU6eMYZR0
運命ですな

412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:52:33.65 ID:Y1oAWOkD0
ちっ

435: 1 2009/08/25(火) 15:55:55.88 ID:9k1Z+XoP0
背は、また少し伸びていた。
栗色の長い髪は、かわらないが、もうポニーテールにはしていない。
すらっと伸びた手足に、胸は……相変らずあんまりない。
表情は大分大人びていたが、それでも、面影は変わらない。
間違えるはずはなかった。

だが、俺は、声をかけることが出来なかった。
どんな顔して会えばいい?
どんなことを喋ればいい?
たくさん考えていたはずなのに、やっぱり頭が真っ白になった。

そんなとき、彼女がこっちを見た。

「こーちゃん!!」

439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:57:24.44 ID:04PM1ZyvO
>>435
よかったなぁよかったなぁ

443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:58:07.70 ID:jYvAumfiO
いい子だな

444: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 15:58:17.36 ID:ldgHXfKPO
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!
こーちゃん!

青春だ…(Тωヽ)

446: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:00:06.49 ID:dfAXGOUC0
この青春を10分の1でいいから体験してみたかった・・・・

447: 1 2009/08/25(火) 16:00:31.79 ID:9k1Z+XoP0
なんと、香子が気付いてこっちに駆けてくる。
思えば、香子は走ってばっかりだ。

「こーちゃん!」

息せき切りながら、香子はもう一度俺の名前を呼んだ。

「お、おう、久しぶり。」

なんと、そんなことしか言えない俺のバカ。
違う、そうじゃないんだ、もっと言うべきことがあるだろうに。
俺はやっとの思いで再び喋ろうとしたが、その前に香子の言葉で仰天する。

「こーちゃん、やっと会えた!」
「え?やっとって…」
「ブラスの時の先輩に、こーちゃんがこの大学に入ったって聞いたからw」

なんと!!?

448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:00:52.46 ID:M3oaWvDCO
小1の時に一緒に帰ってた女の子を思い出してしまったよ

その子は転校したけどな

457: 1 2009/08/25(火) 16:04:54.49 ID:9k1Z+XoP0
そういえば中学・高校が俺と同じで、ずっとブラスバンドだったやつがいるのは当然だ。
その子たちから聞けば、俺の進路を知ることだって簡単なはずだ。

なんてこった、俺には「香子の連絡先を知ってるヤツが同じ高校にいる」っていう可能性を
全然考えていなかった。女子同士なら、当たり前だろうに。

「だから、私もここを目指したんだよw」
「そ、そうか。」
「高校の時は、約束果たせなかったから…」

それは、同じ学校に通うという約束。

「待たせたねw」
「はは…」

俺はもう、笑うしかなかった。
笑っていないと、泣きそうだった。

461: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:06:07.08 ID:04PM1ZyvO
>>457
泣いても…いいんじゃないか?その場合

466: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:07:18.36 ID:kCxiYDynO
なんつうか、かこって名前がいいよな

467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:07:58.62 ID:h/Xi9epw0
おい横のやつがこっちを見てニヤニヤしてる
早く終わらせろ

470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:08:46.10 ID:04PM1ZyvO
>>467
つティッシュ

468: 1 2009/08/25(火) 16:08:28.48 ID:9k1Z+XoP0
だが、笑っているわけにもいかない。

「俺も、香子に会うためにココ、受けたんだ。」
「え?」

そう、俺は香子に会いたくて…

「ずっと、謝りたくて。」
「何を?」
「最後に会ったあの日。お前は全然悪くないのに、怒鳴ったりしてごめんな。」
「そんな、あれは私が悪いんだよ。私こそ、ごめん。」

また謝りあってる。

478: 1 2009/08/25(火) 16:12:02.86 ID:9k1Z+XoP0
そんなわけで、俺と香子は仲直りできた。

香子はやはり実家暮らしだったが、
俺の狭いアパートに遊びに来たがった。

断る理由もないし、思ったより実家と近かったので、招待した。

「へえ、結構綺麗にしてるんだね。」

香子は感心したように言った。

「物が少ないだけだけどな。」
「子供の頃はおもちゃや漫画で溢れてたもんねw」
「ハハ、懐かしいな。」

493: 1 2009/08/25(火) 16:16:31.81 ID:9k1Z+XoP0
「ごはんはどうしてるの?作ってる?」
「いや、バイトに週4、レストランに行ってるから、夕飯は賄い。」
「バイトの無い日は?」
「コンビニか、インスタント。」

香子は呆れたように溜め息をついた。

「それじゃ体壊しちゃうよ。」
「俺、料理へたなんだよw」
「じゃ、バイトの無い日は私が作ってあげよっか?ww」

香子が、悪戯っぽく微笑んだ。

「マジ?いやーそれは助かるけど…いーの?」
「いーよ、家から持ってくるだけだし。」
「いや手間じゃなくて、彼氏とかいねーのかよ。」
「彼氏なんか、出来たことないっすよ、先輩と違って。」

睨まれたが、気分は最高だった。

494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:17:45.21 ID:X3TWQx1o0
これはいい展開

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:18:09.23 ID:fAqmZwA50
惚れたwww

496: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:18:09.86 ID:kuL/oONiO
うわああああああああああああああああああああ

503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:19:28.89 ID:cdgtis91O
かこちゃん可愛すぎワロタ

506: 1 2009/08/25(火) 16:20:42.58 ID:9k1Z+XoP0
それから、週4はバイト、そしてバイトの無い日は
香子がご飯を持ってきてくれるor作ってくれるという生活が始まった。

驚くべきことに、この時点では付き合ってなかった。
お互い、何故か決定的な一言が言えないでいた。
この幸せを崩したくない、とか、昔から知ってて今更…とか、
いろんな思いがあったのは間違いないが、それにしても、である。

もちろん、香子が泊まったりするようなこともなく、
ご飯を食べたあとには、ちゃんと駅まで送っていた。
そんな生活が、冬ごろまで続いた。

512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:23:01.66 ID:hV6LrY5E0
やっと追いついた。
勝手に香子ちゃんの声をマンジョウメさんの声で脳内再生しながら読んでた俺うんこ

514: 1 2009/08/25(火) 16:23:32.58 ID:9k1Z+XoP0
しかし、このままではいけないと思っていた。
彼女でもない子に飯作ってもらってる場合じゃないだろ、俺は。
そんなわけで、ここは男らしく告白するしかない、と、
冬の頭にやっと思い立ったのである。

……だが。
そんなときに限って、悪いことが起こるんだ。
それも、今までで最悪の。

515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:23:51.00 ID:ewVlDIR+0
おいやめろ

516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:24:37.78 ID:Dxa6NswU0
( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!

520: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:25:19.95 ID:cdNOrMSX0
やめてくれーーーーー切なすぎるーー

521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:25:36.13 ID:IHS2v+exO
あわわわわわわ

540: 1 2009/08/25(火) 16:28:26.66 ID:9k1Z+XoP0
その日、俺はバイトがない予定だったが、
風邪で欠員が出たため、急に行くことになった。

電話で、香子にその旨を伝える。

『えー、そうなんだ。せっかくシチュー作ったのに。』
「ごめん、今度必ず食うから。」
『でも、明日もバイトなんでしょ?……そうだ、今日バイト終わってから持って行ってもいい?』
「え、それは嬉しいけど…でも、遅くなるぜ?10時過ぎるし。」
『大丈夫、明日大学も休みだし、10時半頃に、持って行くよw」

俺は、浮かれていたんだ。
夜に一人歩きさせるべきじゃなかった。
今でも、このとき止めておくべきだったと、悔やんでいる。

542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:28:59.14 ID:4ciUqAKH0
>>540 それだけはよせ

よせよ

543: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:29:05.26 ID:BMa+U+iw0
やっと追いついたとおもったら
なんか雲行きあやしいぞ

544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:29:09.24 ID:Dxa6NswU0
ちょっと待てえええええええええええええええええええええええええ

546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:29:21.93 ID:sU6eMYZR0
やめてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

566: 1 2009/08/25(火) 16:31:16.79 ID:9k1Z+XoP0
俺はバイト後、帰宅した。
10時すぎ頃、一度電話する。

「電車が駅に着く前に、言えよ?迎えにいくから。」
『わかったーw』

しかし、その後、電話は無かった。

10時半、俺はもう一度掛けてみる。
だが、出ない。
なにかあったのか?
俺は心配になって、家を飛び出した。

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:31:41.29 ID:kCxiYDynO
くそっ、緊張でドキがムネムネするぜ

568: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:31:52.83 ID:aLTlgCUQO
もう堪えられない…

569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:32:07.40 ID:Dxa6NswU0
やめてくれよ・・・

574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:32:36.58 ID:minvvh9jO
何があった?

595: 1 2009/08/25(火) 16:37:44.53 ID:9k1Z+XoP0
駅までの道のり、香子に会うことはなかった。

だが。
公園の前に停まる、パトカーが目に入った。
それも、二台も。
人も少々集まってきている。

もしや、と思い、野次馬の人に話しかけた。

「なにかあったんですか?」
「ああ、女の子が通り魔に襲われて、病院に運ばれたらしいよ?」

俺は、言葉を失った。
慌てて、警察の駆け寄る。

「すみません、すみません!!」
「どうした?」

その警官は俺の剣幕に驚いたような顔をした。

「襲われた子、どんな子でした!?どこの病院にいったんですか!?」
「君は…?」
「俺の大切な人かもしれないんです、さっきから連絡が繋がらないんです!!」

そして、警察に2、3、香子の特徴を聞かれ、
それが一致したため、俺は警察に病院に運んでもらえた。

604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:38:37.64 ID:Dxa6NswU0
やめろよぉ・・・orz

608: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:39:02.74 ID:sU6eMYZR0
生きてるよね?ね?

618: 1 2009/08/25(火) 16:41:53.20 ID:9k1Z+XoP0
病室の前には、香子の母親が来ていた。

「お久しぶりです」
「あ、ああ幸介くん…」

お母さんは、一瞬立ち上がったが、声にならない声を出して座り込んだ。
これ以上お母さんに聞くのは酷だと思った。
病室に入ろうとしたら、医師に止められた。

「今は、薬で眠っている。怪我は軽傷だから心配いらないよ。」

とりあえずは、ホッとした。

「君、ちょっと。」

背後で、警察に呼ばれ、そっちへ向う。

626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:43:19.01 ID:Dxa6NswU0
なんだ、まだあるのかよぉ・・・
軽傷だけだよな?な?

659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:46:03.87 ID:minvvh9jO
なんだよこれぇえっ

670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:47:22.92 ID:69/T4K4OO
ん?

ケガは…ってことは…

671: 1 2009/08/25(火) 16:47:35.45 ID:9k1Z+XoP0
「怪我は、二箇所。顔面を殴られて、あと、二の腕を刃物で切られていた。」
「……!」

俺は、腸の煮えくり返る思いだった。

「骨には異常ないそうなので、顔は綺麗に治るだろう。ただ、腕の刃物の跡は残るこもしれないそうだ。」

何も言えず、俺は自らの太股を叩いた。

「あと……シャツが、びりびりに裂かれていた。襲われかけていたんだ。」
「!」
「だが、幸い、近所をジョギングしてた夫婦が通りかかったため、それは未遂に終わった。それに、警察もすぐ呼んでくれたおかげで、犯人も逮捕できた。」

俺は怒りと安堵が織り交じったような不思議な感情だった。

679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:49:38.85 ID:xilJBbCu0
>>671 を見た大半がたぶん1と同じぐらいホッとした

675: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:48:37.71 ID://JAVRfcO
ふぅ、よかった

677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:49:09.68 ID:X3TWQx1o0
ふざけんなカス
もし落ちても>>1続き頼むよ

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:49:23.21 ID:M3oaWvDCO
どこが軽症だぁ!

681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:50:37.97 ID:minvvh9jO
命あっての物種だな

683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:50:48.10 ID:l8wWFnb7O
少しホッとした

684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:50:50.87 ID:0HNlZdOM0
よかった…

689: 1 2009/08/25(火) 16:52:25.24 ID:9k1Z+XoP0
警察の話の後、今度は医者が寄ってきた。

「これはまあ、襲われた女性によくあることなんだが、彼女は非常に錯乱している。」

それはそうだろう、落ち着いていられるはずもない。

「薬で眠らせる前は、ずっと悲鳴を上げていて、大変だったんだよ。」

何か他人事のような物言いが気に入らないが、
医者なんてこんなものだろう。

「今日、目を覚ますことはない。一度、家に帰りなさい。」
「でも……」
「君が体を壊しても仕方ない。もうすぐお父様もくるようだしね。」

俺は医者に促され、しぶしぶ病院を後にした。

703: 1 2009/08/25(火) 16:58:32.37 ID:9k1Z+XoP0
翌日、俺は正午になるのを待って、病院に向った。
あまり朝早く行っても、香子の眠りの妨げになると思ったからだ。

病院に行って受付で話すと、「少々お待ちください」と、待たされた。

俺はソファに座るのも惜しんで、イライラと待っていた。

すると。

「幸介君、だね?」

現れたのは、体格のいい男性。
子供の頃、見覚えがある。香子のお父さんだった。
お父さんは仕事の忙しい人で、俺もニ、三度しか会ったことがない。
多分、向こうは俺の顔なんて憶えてもいないだろう。

「はい、そうです。」

俺は返事をして、次の言葉を待った。

「少し、歩こうか。」
「はい。」

俺はお父さんと供に、病院を出る。

705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:58:56.71 ID:AF7twqhD0
うんうん

706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 16:58:58.75 ID:HpnEc1knO
精神煩ったか

710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:00:13.72 ID:MGdaIqq40
もう近寄らないでもらえるかな

715: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:01:11.02 ID:0HNlZdOM0
>>710
やめろ

712: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:01:05.30 ID:rXRxElhgO
こうすけ…

721: 1 2009/08/25(火) 17:03:05.41 ID:9k1Z+XoP0
「いつも、娘が世話になっていたそうだね。」
「いえ、そんな…」

むしろ、世話をしてもらっていたのは俺の方だ。

「正直、私は君が憎いよ。」
「え?」
「君のところに行かなければ、娘がこんな目に会うこともなかった。」
「……。」

その通りだった。俺は、何もいえない。
しかし、それでも俺は。

「娘さん…香子さんに、会わせてくれませんか?」
「それは、駄目だ。」

お父さんは歩みを止めて、こっちを見据えた。

723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:03:26.06 ID:omDacN4q0
うわあああああああああああああああああ

726: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:04:01.48 ID:sU6eMYZR0
残酷です

727: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:04:04.27 ID:0sjR9iYY0
憎む相手間違ってるだろ
犯人憎めよ

729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:04:13.46 ID:Fv0mpELI0
・・・・・まじかよ・・・・・・・・・・

730: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:04:37.86 ID:kCxiYDynO
どうしてこうなった

732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:04:44.09 ID:AF7twqhD0
お父ちゃん…

741: 1 2009/08/25(火) 17:06:40.06 ID:9k1Z+XoP0
「いや、誤解のないように言うが、君に意地悪して言ってるわけじゃない。」
「……。」
「娘は今、男性というものを拒絶しているんだ。警察や医者、見舞いに来てくれた先生でさえも、見るだけで錯乱した。」

お父さんは、悔しそうに、そして悲しそうに唇を噛んだ。
もしかしたらお父さんでさえも…そう思った。

「だから、君が今会っても、同じことだろう。娘には、時間が必要だ。」
「……」
「それに君は、娘の恋人というわけでもないんだろう?」
「!」

それは、痛い一言だった。

747: 1 2009/08/25(火) 17:07:39.79 ID:9k1Z+XoP0
すみません、ちょっと出てきます。
30分ほどで戻ります。

754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:08:12.28 ID:0HNlZdOM0
これは…

757: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:08:30.72 ID:AF7twqhD0
違う世界に行ってほしい

764: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:09:02.05 ID:AIww6dPK0
じらすなよ~


1: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:04:57.05 ID:XzDvhOU0
これでいいかな。

2: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:05:20.25 ID:3YNOkuAo
>>1

7: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:05:56.46 ID:Hc8cV6SO
乙でございます

11: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:06:23.31 ID:QHSFjMAO
続きもよろしくなww

22: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:07:40.62 ID:bGIfgYSO
ありがとうありがとう
続きが気になって仕方ないんだ

218: 前スレ1 2009/08/25(火) 17:49:16.85 ID:9k1Z+XoP0
続きいきます

「君のために、娘が傷ついた。それは事実だ。」

恋人ではない、と言われるより、
傷つけた、と言われたその言葉の方が、俺はショックだった。

まただ、また俺は香子を傷つけた。
今回に至っては、肉体的にも精神的にも、だ。
俺は、疫病神なのか?そんなことすら本気で思った。

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:49:22.05 ID:+rCgd0oQO
気になる・・・

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:50:12.80 ID:X3TWQx1o0
たのむぜ

234: 前スレ1 2009/08/25(火) 17:52:58.89 ID:9k1Z+XoP0
「今日は、帰ります。」
「そうしてくれ。」

お父さんは俺を見ないまま振り返って、病院に戻っていった。

どん底な気分のままで、フラフラと俺は家に帰った。
そのまま布団に包まり、ただ、泣いた。
情けないが、泣くことしか出来なかった。

267: 前スレ1 2009/08/25(火) 17:58:27.70 ID:9k1Z+XoP0
結局、香子が病院に入院している間、
俺は一度も会うことが出来なかった。
いや、俺だけでなく、見舞いに来たほとんどの男が会えなかったようだ。

それでも、俺は病院に通った。
毎日、ナースセンターでお見舞いの品を渡すだけの日々だった。

そんな二週間目のある日。

「すみません、田中ですが…」
「ああ、田中君。」

ナースの方も、俺のことを既に憶えていた。

「入院している佐々木さんに、これを…」
「あ、聞いてないの?佐々木さん、退院したわよ。」

俺は、手にしていた花を取り落とした。

278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:59:36.94 ID:0HNlZdOM0
な、なんだってー

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/25(火) 17:59:41.07 ID:D17h7wd+0
あーやばいね

56: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:16:02.29 ID:XzDvhOU0
既に退院している?

俺はわけのわからない心持ちで、病院を出ると、
まっすぐに香子の家に行く。

大体の場所は聞いていたし、家の住所も分かっていたから、
割りとすぐに香子の家は見つかった。

インターホンを鳴らす。香子は会ってくれるだろうか?

中から、香子のお母さんが出てきた。

57: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:16:43.99 ID:2S9NVEM0
wktk

66: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:21:42.18 ID:XzDvhOU0
「幸介くん…」

お母さんは、ちょっと申し訳なさそうな顔をした。

「どうぞ、上がって。」
「はい、お邪魔します」

俺はお母さんに促されるまま、居間に通された。

居間で待っていると、お母さんがパタパタとお茶を持ってきてくれた。

「あ、お構いなく。」
「ごめんね、バタバタしてて。私もさっき戻ってきたところだから。」

さっき、戻ってきた?

「あの、香子、いや香子さんは…」
「療養のために、山口の田舎に行ってるの。昨日から。」

山口には、香子のお祖父さんとお祖母さんがいるはずだ。

76: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:27:39.80 ID:XzDvhOU0
「体の方は元気になったんだけど、心の方がね…」
「……。」
「私も、夫の身の回りのために一度戻ってきただけで、明後日にはまた行きます。」
「あの、大学の方は…」
「当分、休学ね。」

俺は、頭をぶっ叩かれたような気分だった。

「……男の人に、過剰に怯えてしまうの。お父さんやお祖父ちゃんは、平気になったけど…」

お母さんは、淡々と続けた。

「お祖父ちゃんの家は田舎で、周りに若い人もいないから、療養するにはちょうどいいだろうって、ウチの人が。」
「病院には、いかなくていいんですか?」
「入院は、あの子が嫌がってね……でも、通える病院は近くにあるみたいだから。」

96: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:33:06.00 ID:XzDvhOU0
俺は、言葉もなく、俯くしかなかった。

「……ウチの人が酷いことを言ったみたいだけど。」

お母さんの声に、顔を上げる。

「子供を想うあまりのことだから、気にしないでね。幸介君は、何も悪くないわ。あの人も、分かってる。」
「それは……いえ、やっぱり俺のせいです。すみません。」
「謝らないで。あの子も、あなたを責めてないわ。むしろ、自分を責めてる。」
「え?」

俺は、その時初めて聞いた。
香子は、俺の言いつけをやぶって電話をせずに駅から一人で来ようとしたのは、
バイトで疲れている俺のことを思ってだった。
しかし今は、自分が俺の言うことを聞いて電話していれば、
こんな大事にならずに済んだのに、と自分を責めているのだ。

110: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:38:53.40 ID:XzDvhOU0
「それで、幸介君が責任を感じていないかと心配してたわ…」

俺は、馬鹿だった。
また自分が落ち込むばかりで、香子の気持ちを見失っていた。
こんなにまでなっても、香子は俺の事を心配してくれている。
なら、俺は、他にもっとやるべきことがあるはずだ。
香子が病気と戦っているのに、俺が逃げてる場合じゃない。

「分かりました。」

俺は立ちあがった。

「俺の事は心配いらないから、自分の体を第一に考えてくれ、と、お伝えください。」
「え、ええ。分かったわ。」

突然蘇ってかのような俺にお母さんは驚いていたが、
それでも最後は微笑んで送り出してくれた。

123: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:44:24.11 ID:XzDvhOU0
俺がするべきことは何か。

香子が戻ってきた時、支えられる男になる。それしかないじゃないか。

例え、香子が大学に戻れなかったとしても、
一生支え続けるだけの男になってやる。

三度、俺の中のスイッチが入った。

思えば、その時期は就職活動真っ只中。
俺は、暫く中断していた就職活動に身を投じ、
これまたガムシャラに頑張った。

今までは、そこまで働く場所や土地を考えていなかったが、
なるべく今住んでいる所の近くを探すようにした。

会社説明会にも先輩の訪問にも足繁く通ったし、
周りに負けないくらいのことはやった自負がある。

133: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:47:08.41 ID:XzDvhOU0
そして、4年生。
第一志望の、内定が、貰えた。
それは結構大手のメーカーで、大学と同じ県にあるのが良かった。

俺は一安心の後、今度は卒論に気合いを入れた。

しかし、香子はまだ帰ってきていなかった。

139: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:50:53.59 ID:XzDvhOU0
夏休みも、もう終わりそうな9月。

まだ、香子が帰ってきたという連絡は無い。
このまま、退学してしまうんじゃないだろうか。
俺の中を、不安が過ぎった。

一度、そう思いだすといてもたってもいられなくなるのが俺の悪い癖だ。
俺は、暫くぶりに、香子の家に行ってみた。

やはり、香子はいなかった。
だが、お母さんは戻ってきていた。

148: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:54:53.17 ID:XzDvhOU0
「あら、久しぶりね、幸介君。」

お母さんは、昔の明るさを取り戻していた。
そして、また居間に上げてくれた。

「大学の方はどう、順調?」
「ええ、おかげさまで。なんとか、就職も決まりまして。」
「あらあら、良かったわねw」

機嫌も良さそうだし、もしかしたら、香子は帰ってくるんじゃないだろうか?
そんな期待を胸に、思い切って聞いてみた。

「あの、香子さんは、お元気ですか?」

160: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 18:59:11.40 ID:XzDvhOU0
「元気よ、もうすっかり。なんだけどね…」

少し、お母さんの顔が曇った。

「家を訪れる男の人と会うのはもう平気なんだけど、街に出るのが、まだ少し不安みたい。」
「そう、なんですか。」
「あと一歩が、踏み出せないみたいで。それさえ出来れば、精神も安定してるし、もう大丈夫ってお医者様も言ってるんだけど…」

俺は、考えた。
考えて、考えて、考えた。
そして。

「……俺、香子さんに会いに行ってはだめですか?」

161: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 18:59:50.20 ID:Ahp3GO60
GoGoGo!!

164: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:00:13.87 ID:dx2DfYSO
ktkr

165: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:00:35.10 ID:sKaNC.AO
いけぇええー頑張れぇえ

167: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:00:50.43 ID:zwyCMlwo
いけ

176: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:04:36.12 ID:XzDvhOU0
この半年以上もの間、俺は、香子の連絡を待っていた。
ひょっとしたら、携帯が鳴るんじゃないか。
迎えにきてって言ってくれるんじゃないか。

そんなことを考えながら、しかし、連絡は無かった。
ひょっとしたら香子にとって、もう俺は忘れたい存在なのかもしれない。
責任を感じるなって言ったのも、もう忘れてってことなのかもしれない。

だけど、それでも。
俺は面と向って言われるまで、諦めることが出来なかった。

「いいわよw」

お母さんはすごくあっさりと、了承してくれた。

「この週末に私も山口に戻るから、一緒に行きましょう。」
「は、はい、お願いします!」

俺は、やっと香子に会えると思うと、
天にも昇るような気持ちだった。

182: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:07:37.80 ID:vy7EA2o0
こーちゃん頑張れ!

183: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:07:43.87 ID:bGIfgYSO
香子「だが断る」

194: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:09:59.95 ID:XzDvhOU0
週末、土曜日。
俺は、お母さんと一緒に新幹線に乗り込んで、山口に向っていた。

新幹線を降りて電車に乗り換え、長旅だ。
そんな長時間、お母さんと一緒にいるのは結構気まずかったが、
お母さんは雑誌を読んだり音楽を聴いたり、長旅も慣れた様子で、
あまり気を使わなくていいので、助かった。

そして、最後のバスを降りると、お祖父さんが車で迎えに来てくれていた。もう夕方だ。

「よう来たねぇ」

香子のお祖父さんは、とても人の良さそうな印象で、
実際、ものすごく良い人だった。
俺はやたら歓迎されたんだが、何か勘違いしていたのかもしれない。

206: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:14:02.93 ID:XzDvhOU0
家の前には、お祖母ちゃんもいた。
まず、お母さんが近づいていく。

「お義母さん、お世話になります。香子はどこでしょう?」
「裏庭におるよ。」

お祖母さんはニコニコとしながら言い、俺に向っても軽く頭を下げた。
俺も、慌てて挨拶する。

「あ、あの、私、田中と申します。この度は~」
「いいから、香子と会ってきなさいw」

お母さんに苦笑されながら背中を押され、
俺は大きな古い家をぐるりと回って、裏庭に出た。

211: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:15:01.86 ID:ahdYIIDO
ついに・・・

225: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:18:59.34 ID:XzDvhOU0
裏庭の後ろは、広大な森が見え、その向こうには海まで見えた。
その海に沈む夕日を見つめながら、香子は居た。

「……香子。」

俺の呼びかけに、振り向く香子。

若干痩せて、色も白くなったようだが、ほとんど変わりない。
だけど俺は、
その姿があまりにも懐かしすぎて、
そして、またどこかに消えてしまいそうで怖くて、
今にも涙が零れそうだった。

香子は、男に怯えているはずだ。
不用意に近づいていっていいものかどうか。
わからないので、もう一度、名前を呼んだ。

「香子。…俺、来たよ。」

227: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:19:09.49 ID:Y9LDHQAO
やっと追い付いた!!
wwktk

229: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:19:43.92 ID:Ahp3GO60
きたきたきた!!

234: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:20:36.02 ID:sKaNC.AO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ドキドキ

245: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:24:24.53 ID:XzDvhOU0
途端、香子は頬を思いっきり膨らませて、こっちに向ってズンズンと近づいてきた。
さっきまでの儚げな印象とはまるで違う。

「おーそーいーーーーー!!」

俺の眼前まで来ると、香子は思いっきり叫んだ。

「う、うい?」
「今までどうして放っておいたのよう!あんなにご飯だって作ってあげたのに!可愛い幼馴染が心配じゃなかったの!!?」

一気に捲くし立てる香子の勢いに押され、俺はニ三歩たじろいた。

「い、いや、メールとか電話とかもなかったし…」
「だって私、あの時携帯壊れちゃったんだもん!すぐ買いなおしたけど、連絡全然くれないし…」

あいたたた。またやってしまったのか俺ってヤツは。

248: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:25:10.86 ID:DmBzAkDO
頑張れこーちゃん! 

頑張れ!

249: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:25:18.00 ID:Hc8cV6SO
なんか胸が痛いよ(pω・。)

252: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:25:32.34 ID:9r4Hbx.o
見続けてて良かった。
マジ泣けてくるわ。

268: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:28:33.89 ID:FTj3mQMo
よかったー・・・

270: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:29:28.58 ID:XzDvhOU0
いや、それにしても。

「お、とこ、を避けてるって聞いたから、あんまり、その…」

上手く言えない。
が、香子には伝わったようだ。

「何言ってんの、こーちゃんを怖がるわけないじゃないw」
「え、だって男全員って…」
「例え他の男の人が皆、私を虐めても、こーちゃんは助けてくれるでしょ。…初めてあった時みたいに」

香子は、手を差し出した。
俺は、あの時のように、その手を掴む。

「……帰ろう。」
「うんw」

俺は、香子の手を引いて、歩き出す。

291: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:32:42.55 ID:XzDvhOU0
「ホントはね、夏休み中が勝負だったんだよね。」
「へ?」
「夏休み中に迎えに来てくれなかったら、こっちから行って殴ってやるところだったw」

なんだってー!?

「じゃ、じゃあ街に出れないとかは…」
「全然平気。夏休み前には、一人で買い物行ってたよ。キリがいいから、後期から復学しようと思って。」

なんというか、お母さんの策士ッ!!

301: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:34:59.62 ID:Pp4zccAO
久しぶりに見た良スレ

304: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:35:29.07 ID:2O04M6c0
朝から読んでてよかったぜ・・・

306: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:35:57.79 ID:vy7EA2o0
カーチャン策士というかひでぇwwwwwwww
ってかすげぇなwwwwwwwwwwよかったんぁwwwwwwwwww

307: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:36:02.46 ID:XzDvhOU0
そして、その日から二日間も俺はお祖父さんの家にお世話になり(寝所は一人だよ!)、
香子と、お母さんとともに、大学のある、俺たちの街に戻ってきた。

しかし、これでハッピーエンド、というわけではなかった。

俺には、重大な仕事がもう一つ残っていた。
それは、お父さんの攻略だ。

317: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:38:07.97 ID:ae780aA0
追いついた

父攻略期待

323: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:38:54.82 ID:XzDvhOU0
後期が始まって、すぐの日曜日。

俺は、香子の実家の前に来ていた。
香子に頼んで、お父さんと話すための機会を作ってもらったのだ。

「そんなの気にしなくていいのに。」

香子はそう言うが、

「いや、これはケジメなんだよ、俺なりの。」

俺は、スーツまで着て、気合い十分だった。

344: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:45:06.32 ID:XzDvhOU0
そして、家の中に入ると、またまたお母さんに案内されたが、
今度は居間ではなく、和室だった。
そこで体格のいいお父さんが正座で待っている姿は大迫力だったが、
ここで怯んでいるわけにはいかない。

「失礼します。」

俺は就活で培った扉の開け閉めスキルで、見事に音も立てずに入室した。

「うむ。」

頷いたお父さんの前に、正座する俺。

「ご無沙汰しております、田中幸介です。」
「うむ。」
「実は、本日は折り入ってお願いにまいりました。」

御託はいらない、単刀直入!

347: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:45:36.39 ID:MnU/.E2o
うむ。ってwwwwwwww

348: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:45:59.05 ID:A/Y8mUAO
wktkwktk

359: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:49:00.03 ID:FTj3mQMo
お父さんいかついなww
でも印象よさそうだな

362: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:49:18.14 ID:DmBzAkDO
威圧感でそう聞こえるんだろうなww

368: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:51:44.04 ID:XzDvhOU0
「俺は、香子さんのことが好きです。愛してます!一生、二度と傷つけないように守ります!」
「……」
「ですから、香子さんに、結婚を前提としたお付き合いをするために告白する許可をください!」

順序はデタラメだが、仕方ない。
俺は、一度はお父さんに近づくなと言われた人間だ。
なので、お父さんの許可なく香子に近づくことは出来ない。
そんなことを、大真面目に考えていた。

「プッ」

襖の向こうで、お母さんの吹き出す声が聞こえた。

「な、なんでお父さんから??///」

香子の照れたような声も聞こえる。

お父さんは、ゆっくり、頷いた。

「うむ。」

373: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:52:30.36 ID:5cFvlN.o
だからwwwwwwww「うむ」wwwwwwwwwwww

377: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:53:08.19 ID:FTj3mQMo
お母さんwwwwwwww吹くとかww

388: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 19:56:27.51 ID:XzDvhOU0
「なんというか、君はいろいろズレているな。」

お父さんは苦笑混じりに言う。

「は、はい…自覚はあります。」
「だが、まあ娘を想う気持ちは伝わった。告白する許可はやろうw」

やった!俺は心の中でガッツポーズした。

「しかし、結婚は別だぞ!娘はまだ学生だし、君もそうだ。いつ気が変わるかわからん。大体、結婚なんてものは…」
「お父さんは、香子を嫁にやりたくないだけでしょww」

堪えきれなくなったのか、笑いながらお母さんが襖を開けて入ってきた。

「もう、こーちゃんってば……///」

香子は真っ赤になりながら、部屋に入ってくることもできない。

「はは…」

俺は、照れ笑いするのがやっとだった。

389: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:56:59.41 ID:A/Y8mUAO
よかったよかった

391: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 19:57:38.61 ID:aL.hf.Yo
全力で羨ましいんだけど・・・・

413: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 20:02:27.16 ID:XzDvhOU0
勢いでご飯をご馳走になったあと、
俺は香子に送られながら、香子の家を出た。

「もう、なんでこんな…」

香子はまだブツブツ言ってる。

「いや、でも良かっただろ、けじめもついてw じゃ、また明日な!」
「ちょ、ちょっと待って!何か忘れてない!!?」

歩き出したが、慌てる香子の元へすぐ戻る。

「冗談だよw……えーと、なんだ……」

急に気恥ずかしくなってきた。
香子は、黙ってこっちを見つめている。

「…その……香子、好きだ!もう、すごい、あり得んぐらい好きだ!」
「な、なにそれ」
「俺は、香子が居なかったらここまで来てなかった!全部香子のおかげだ、ありがとう!」
「……。」
「だから、俺は香子じゃないと駄目なんだ。俺と、付き合ってくれ!!」

閑静な住宅街に、俺の叫びが木霊した。

419: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:05:06.40 ID:zwyCMlwo
うぇうぇ

420: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:05:20.64 ID:TFh50cDO
こんな恋愛したいわあ

423: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 20:06:32.47 ID:XzDvhOU0
「もう、恥ずかしいから//」

香子は、思わず俺の口を塞ぐ。
その手を取りつつ。

「で、どうなんだ?」
「……仕方ないなぁ、ご近所にも知れ渡っちゃたし、付き合って、あげるわよ//」

真っ赤に染まった頬の香子。

「やった!やったーーー!!」
「ちょ、ちょっと…」

俺は香子を抱き締め、再び雄たけびを上げた。

後々、お父さんに「近所迷惑は感心せんな。」と怒られたのも良い思い出である。

425: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:06:46.62 ID:W6hFvuko
こんな恋愛いいよねぇ

426: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:07:00.55 ID:DmBzAkDO
こーちゃん癒されるわー

428: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:07:34.69 ID:u3DyTUEo
いいなぁ(´∀`*)見てるこっちがホワホワしてくる

436: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:09:07.33 ID:VaXy8Hw0
やべっ!嫁も子供も近くにいるのに目から何かが・・・

439: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 20:10:58.55 ID:XzDvhOU0
それから。

俺は、就職し、社会人三年目。
香子は半年の休学をものともせぬ頑張りで、無事、四年間で大学を卒業。
今年から、新社会人として働いています。

そんなわけで、俺の長い長い思い出話も終わりです。
みなさん、お付き合いと暖かいレスをどうもありがとう。
レス返せなくてごめんなさい。

これで、テンションも上がりました。決意表明もバッチリ。

さあ、プロポーズにいくぞー!!!
時間間に合ってよかったww

442: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:11:44.04 ID:2O04M6c0
すげぇ

444: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:11:58.67 ID:W6hFvuko
そーゆーことかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
がんばれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

って、成功確実じゃねーの?

このリア充めwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

449: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:12:11.80 ID:zwyCMlwo
周りに言えないってそうゆう事か

453: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:12:37.29 ID:DmBzAkDO
うおー! 
こーちゃん頑張れ! 

マジで頑張れ!!

454: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:12:43.09 ID:c0OEVMSO
>>439

行ってこい!

455: 9k1Z+XoP0 2009/08/25(火) 20:12:43.02 ID:XzDvhOU0
そんなわけで、ちょっと行ってくる!
質問等ありましたら、戻ってきてまだスレがあったら答えます。

458: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:12:52.19 ID:ahdYIIDO
プロポーズの報告もわすれるなよ

459: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:13:00.46 ID:diuUjSco
帰ってきてこのスレが残ってたら(まずあるけど)結果を報告してくれ

466: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:13:52.86 ID:G2exQz20
おめでとう!
かこちゃんのこと頼んだぞ

467: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:14:11.82 ID:fBP2VEAO
やったなぁ、おい

469: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:14:18.00 ID:ae780aA0
ほんとにすげぇ

プロポーズ頑張ってな!!!

472: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:14:28.25 ID:LZR3MJYo
こんな良スレ初めてだ

484: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:16:09.73 ID:sKaNC.AO
まぁ香子タソを幸せにしてあげてくり

492: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 20:17:20.52 ID:ChCk9YAO
報告はあるのか?!

605: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:09:22.68 ID:XzDvhOU0
23時前に家に送りとどける俺は紳士。

606: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:10:10.16 ID:.5jCQoDO
きたーーー!

607: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:10:15.44 ID:yBdrEJco
>>605
おかえり

610: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:11:09.87 ID:lnJkjQMo
おかえり!!!

614: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:12:33.57 ID:M2IsNQY0
紳士現る!!!!1

617: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:13:12.44 ID:B35nLUDO
きた!

622: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:16:51.95 ID:XzDvhOU0
では、ちょっとだけ報告、いきます。

624: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:17:30.71 ID:k2ukO.g0
wktk(゚∀゚*)

625: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:17:40.23 ID:DmBzAkDO
くくくww 

いいな。気持ちが洗われるよww

630: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:19:40.10 ID:XzDvhOU0
前々から、俺の連休最終日に、食事に行く約束をしていた。
当然のことながら香子は仕事で、しかも遅番だったので、終わるのは8時。
迎えにいくのは、8時半だ。

朝に立てたスレも見事に8時に投下終了でき、この上ない幸先のよさ。

こいつはきっとうまくいくぜ!
そんな高いテンションで、俺は出発した。

634: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:24:25.19 ID:XzDvhOU0
香子の職場の前に車を停めると、
既に香子は私服に着替えて、待っていた。

「ごめん、待たせた?」
「ううん、今終わったとこ。」

言いながら、香子は助手席のドアを開けて乗り込む。
今日はドアくらい開けてやろうと思ったのに、素早い動きで先を越された。

香子が車に乗り込むと、車中にいい匂いが拡がった。

「香水変えた?」
「そろそろ秋っぽくw」

なにが夏っぽくてなにが秋っぽい匂いなのかよくわからないが、
いい匂いなので無問題。

636: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:25:40.04 ID:AYP.kMDO
心なしか匂ってきた!

637: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:25:50.66 ID:BBAyNIAO
クンカクンカ!!!!!

639: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:26:32.78 ID:A/Y8mUAO
変態共めwwwwww

642: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:27:36.67 ID:HvfiyK20
恋してえええええええええええええええ

643: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:28:03.51 ID:XzDvhOU0
高めのレストラン、とかいう話もあったが、残念。
実は、大学の時に俺が働いていたレストランだった。

「いらっしゃいませ。お久しぶりww」

前もって予約はしておいた。店長が自ら、出迎えてくれた。

「ご無沙汰してます。」
「こんばんはww」

香子も、学生の頃から何度か来たことがあるので、店長と顔見知りだ。

今日のこの日は、必ずここに来ようと決めていた。

644: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:29:09.65 ID:aL.hf.Yo
男らしくていいな

647: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:29:41.20 ID:0GPxTLc0
うひよぉぉぉおお

648: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:30:14.34 ID:XzDvhOU0
窓際のいい席を取っておいてくれた。

車のため、お茶で乾杯。
そして、食事に舌鼓をうつ。

「美味しいねw」
「だな。やっぱりここは最高だなw」

リーズナブルで、でも美味しいです。

652: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:34:28.83 ID:XzDvhOU0
「実家、どうだった?」
「いや、特に変わりないよw っていうか親父も普通に仕事だったし、土日にやっとゆっくりできた感じかな。」
「お盆休みずれてると大変だね。」
「まーな。」

しかし渋滞に巻き込まれなかったのは良かった。

「なんだか。」
「ん?」

香子が、ジっと俺の顔を見る。

「いつもより、ニコニコしてるね。」
「そうか?」
「いいことあった?」
「そうだなw」

とびきりテンションが上がる仲間達には会えたぜ。

655: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:38:15.17 ID:XzDvhOU0
食事も終わり、俺達は店を出た。
そのまま、車で香子を送る。

「あー、明日から仕事だなぁ」
「文句言わない。私は今日も仕事だったんだからw」
「そりゃそーだ。」

そして、あっという間に車は香子の家に着いた。

664: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:42:28.30 ID:XzDvhOU0
「今日は、ご馳走様w 次こそは、私が奢るよ。」
「期待してるw」

停まった車中で、別れを惜しむように会話する。
香子にとってはただそれだけだったが、俺にとっては、
もっとも重大なシーンでもあった。

「じゃ、そろそろ帰るかw」
「待って。」

俺は、香子の手を引いた。
こっちは右手だ。

「こっちじゃなく、って!」
「??」

俺は、香子の左手を引っ張ると、その薬指に、指輪をはめた。

「えっ…」

香子は、息を呑む。

665: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:42:56.66 ID:o1f1aB.0
wktkせざるを得ない

667: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:43:22.78 ID:Hc8cV6SO
ゴクリッ

669: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:43:55.05 ID:jUmS.W6o
ふぅ・・・

670: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:44:02.76 ID:DmBzAkDO
たまらん!

息が詰まる!こーちゃん!頑張れ!

672: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:44:20.76 ID:M2IsNQY0
ついに!!!

677: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:45:43.69 ID:XzDvhOU0
「香子、告白したときにも言ったけど、俺は香子じゃなきゃだめなんだ。」

俺は一言一言、噛締めるように言った。
そうしないと、噛んでしまいそうだったから。

「だから、ずっと俺の側にいて欲しい。……結婚してくれ。」

香子の瞳から、大粒の涙が零れ落ちる。

「………嬉しい。ありがとう……」

678: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:46:11.68 ID:FTj3mQMo
きたああああああああああああああああああああああああああああ

679: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:46:22.73 ID:W6hFvuko
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

682: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:46:59.10 ID:Db4GVAY0
朝からずっとROMってたがもう限界だああああああああああ
おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

685: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:47:33.96 ID:DmBzAkDO
よっしゃああああ!!

692: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:49:11.04 ID:jy/GDvYo
おめでとう!!!!
ほんと、ほんとよかった!!

696: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:49:52.59 ID:XzDvhOU0
「それはOKということでいいんですね?」

香子は、黙って頷く。

「や!…った~~。」

前に大声で怒られたので、夜でもあるし、小さめに喜んでおいた。

「こーちゃんっ」

香子が半身を伸ばし、運転席の俺に抱きついて来る。

「ありがとう…私、こーちゃんを好きになって良かった。」
「それは俺もだよw 香子、ありがとう……」

そして、言葉は意味を失い、
俺達は唇を重ねた。

698: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:49:55.31 ID:mhhuRZg0
感動した!!!

699: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:50:19.08 ID:FTj3mQMo
おめでとう!朝から見てきてよかった・・・。

これでぐっすり眠れるぜ

700: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:50:55.32 ID:au4WVTEo
おれも告白するぞ!!!!!
って相手がいない

701: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:51:05.72 ID:XzDvhOU0
そんなわけで、報告は以上です。

なんというか、その…
いやっほーーーーーーーーーーーぅう!!

702: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:51:12.33 ID:yS5HcQwo
おめでとう

704: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:51:29.06 ID:W6hFvuko
ちくしょーこのやろー
うらやましいぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

おめでとうなんだぜヽ(´ー`)ノ

708: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:51:55.67 ID:2O04M6c0
本当におめでとう
朝から見てて良かった

709: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:51:59.12 ID:M2IsNQY0
おめでとう!!仕事手につかなかったけどww
本当におめでとう!末永くお幸せに!!

710: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:52:14.71 ID:A/Y8mUAO
おめでとう!!!!
心からおめでとう!

716: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:53:11.45 ID:J/4PhEDO
おめでとうおめでとう本当におめでとう!!!!

このスレに出会えたことに心から感謝します。
ありがとう!

720: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:53:28.56 ID:C/xDfADO
おめでとうwwww

730: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:55:22.07 ID:XzDvhOU0
これでいいかな?

しまった、指輪した後で撮ればよかったんだ。
店で撮ったから(^^;

740: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:56:54.07 ID:FTj3mQMo
>>730
手だけでも幸せだってわかるな!おめでとう!

735: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:56:14.52 ID:jy/GDvYo
こーちゃん、これからスタートだな
あ、その前に親父さん決戦かwww

737: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:56:32.85 ID:mhhuRZg0
うむ

743: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:57:19.53 ID:Ahp3GO60
心からのおめでとう!!!
俺も>>1に惚れた!!

745: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:57:37.29 ID:goD0mYco
>>1かっこよすぎるだろ・・・

747: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:58:03.47 ID:QZ0rIU.0
こーちゃんおめ!!!お前は最高だ!!
結婚式には呼んでくれよwwwwwwww

749: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:58:45.99 ID:Db4GVAY0
>>730
もう幸せそうすぎてたまらんぜwwwwwwwwwwww
俺も幸せだああああああああああああ

751: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/25(火) 23:59:16.22 ID:o1f1aB.0
こんな素敵な恋愛がしてぇぇええ!!

二人とも幸せになってくれよ!

752: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/25(火) 23:59:17.10 ID:XzDvhOU0
お祝いコメント、ありがとうございます!

764: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:02:18.23 ID:RvC9dbI0
この>>1は香子ちゃんだけじゃなくて
スレのみんなも幸せにしてくれました
ありがとう

765: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:03:19.60 ID:8FSCAKwo
鬱になるのわかってるのにここまで読んでしまった…
俺には趣味があるさ…はは…>>1おめでとう

768: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/26(水) 00:04:00.70 ID:zk9nYoE0
写真、字も見えにくいなあ。
一応「こーすけ&かこ」と書いてあります。
IDメモするの忘れたんだよん。

ちなみに、写真撮るときスレのことは話しちゃいましたw

771: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:04:53.70 ID:DMAauAco
ホントにお疲れ様。
今日一日で何だか色々な経験をした気がするよ。

これからも二人健やかであるよう祈ってるよ!
おめでとう、ありがとう。

あと夜道絶対一人で歩かせるなよ。
俺が許さない。

775: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:05:35.64 ID:YAidLgDO
こーちゃん本当におめでとう!もう香子ちゃん泣かしたらだめだよ
幸せにな!

801: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:11:12.59 ID:BhFVCLoo
嫉妬を感じてしまうほど素晴らしい話だったよ

こんな風に幸福に人生を送っていける人もいるんだな

この先も人生いろいろあると思うが頑張れよ
おめでとう

806: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/26(水) 00:13:47.95 ID:zk9nYoE0
Sはあの後、彼女と別れたりまたくっついたり、別れたり、
別の子と付き合ったりまた別れたりといろいろありましたが、
昨年、最初の彼女と結婚しましたw
しかもあいつ、今、公務員です。ちゃらんぽらんなクセにww

820: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:16:43.56 ID:VanobiY0
Tってどうしてるの?

835: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/26(水) 00:21:09.44 ID:zk9nYoE0
>>820
Tは結局合唱部の彼とも別れ、東京の大学にいったそうな。
その後は知りません。高三のときは勉強の鬼で、気にも留めてなかったし(^-^;

838: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:23:02.45 ID:SVOHWoAO
ってか一途だよな~
小学生のときからずっと彼氏作らず待ってたんだもんな

いいな、愛されてんな

839: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:23:03.05 ID:qc3T7cDO
よーしわかった、今日は勝手に一晩中この世の果てまでを弾かせてもらうよ。
俺からの無意味なお祝いだ!

850: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:26:35.63 ID:xKJYmLw0
>>839
んじゃ俺歌いたい!

サワオっぽく歌うからさアウイエー

858: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/26(水) 00:30:00.74 ID:zk9nYoE0
>>850
行ける場所だから行くんじゃない!
行くしかないから行くんだ!
行こう、この世の果てまで!

さわおさんかっこよすぎるwww

843: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:24:18.10 ID:6YMATYDO
おめでとう!
彼女できたあたりで読むのやめようかと思ったけど最後まで読んで良かった!
>>1
お幸せに!

861: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:30:55.14 ID:SkQb6MAO
今やっと追い付いた!
おめでとうと言いたくて

ちなみに俺もドラム叩けるwwwwww

868: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:33:31.16 ID:59X9aMDO
おめでとう!!!
なんかこういう話聞くとこっちまで幸せになっちまうよな~ww

これでぐっすり眠れるぜ

872: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:35:11.59 ID:bfWrEe20
恋してええええええええええ

874: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:35:46.89 ID:GN/81Vso
ちょっと彼女作ってくる・・・
・・・二次元で。
うわあああああああああああああああああああああああああああん

886: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 00:41:38.75 ID:jKhT4L.o
やっとバイト終わった

>>1おめでとう
前々スレ開いてホントによかったよ
ありがとう

949: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:08:01.83 ID:ZsSqd6DO
本当におめでとう!!!

このスレをみた人もきっとこーちゃんみたいな恋愛ができるように頑張れ!!

想いは必ず目標に届くはずだから!

950: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:08:37.28 ID:qc3T7cDO
おめでとう!

991: 9k1Z+XoP0 ◆dLtM7Jdk7U 2009/08/26(水) 01:21:15.88 ID:zk9nYoE0
埋まる前に一言。

皆さん、朝からこんな深夜まで、本当にありがとうございました。
なかなか全部はレスできなかったけど、ちゃんと全部読んでます。

皆さんの励ましが力になりました。
一文一文に一喜一憂してくれる皆さんのおかげで、最後まで書き切れました。

そして、念願のプロポーズも果たせました。

俺は、幸せ者です。
そして、俺と香子は、幸せな夫婦になります!
どうもありがとうございました!!

995: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:04.39 ID:xKJYmLw0

1000ならこの世の果てまで旅行してくる

996: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:22.82 ID:LPGR26SO
>>999なら世界中が幸せ

997: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:24.97 ID:VXQ5d.AO
ここにいるやつら
みんな幸せになれ!

998: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:32.46 ID:8mgtyKoo
1000なら皆に素敵な出会いが

999: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:35.34 ID:SkQb6MAO
>>991

これ以上泣かすなよ…

1000: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/08/26(水) 01:22:35.90 ID:YAidLgDO
こーちゃんも香子ちゃんも大好き!